【都道府県別】2024年度は値上げが決定した「後期高齢者医療制度」…保険料が高い自治体は?
【全国平均】2024年度・2025年度「後期高齢者医療制度」の保険料はいくら?
2024年4月、今年度の後期高齢者医療制度の保険料率が決定しました。 厚生労働省から発表された資料によると、被保険者一人当たり平均保険料額は下記のとおりです。 ●2024年度:後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均 ・被保険者均等割額(年額):5万389円 ・被保険者均等割額(月額):4199円 ・所得割率:10.21% ・平均保険料額(年額):8万4988円 ・平均保険料額(月額):7082円 2022年度~2023年度は平均保険料額の月額が6575円でした。そこから7.7%の増加となります。 つづいて、あわせて決定された2025年度の保険料率も確認していきましょう。 ●2025年度:後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均 ・被保険者均等割額(年額):5万389円 ・被保険者均等割額(月額):4199円 ・所得割率:10.21% ・平均保険料額(年額):8万6306円 ・平均保険料額(月額):7192円 上記はあくまでも全国平均の金額です。 実際の後期高齢者医療制度の保険料は、下記の2種類の保険料を用いて各都道府県に設置された「後期高齢者医療広域連合」にて個別に計算されます。 ・均等割額:被保険者が均等に負担する保険料 ・所得割額:被保険者の前年の所得に応じて負担する保険料 次の章では、実際に東京都の例で確認していきましょう。
【東京都】2024年度・2025年度「後期高齢者医療制度」保険料は?どう推移している?
保険料率(均等割額と所得割率)は2年ごとに見直しが行われます。今回は東京都の保険料についてみていきましょう。 ●東京都:保険料率(均等割額と所得割率)の改定 2024・2025年度:保険料率(均等割額と所得割率) ・均等割額:4万7300円 ・所得割率:9.67% ・賦課限度額:80万円 2022・2023年度:保険料率(均等割額と所得割率) ・均等割額:4万6400円 ・所得割率:9.49% ・賦課限度額:66万円 保険料率は、2024・2025年度の2か年の財政運営を通じ、収支が均衡するように設定されています。 この金額は、2024年「第1回東京都後期高齢者医療広域連合議会(令和6年1月31日)」で決定されています。この料率は、東京都内で均一です。増減は金額にして、プラス900円でした。 次の章では、年金収入195万円の人をモデルとして、全国の保険料を比較しています。 保険料が一番高いのはどこの都道府県か、チェックしていきましょう。