広島カープのヒーロー(6月25日)完封&猛打賞の森下暢仁 × 會澤翼バッテリー 打撃競う床田寛樹は「心が折れそう。ぼくは1本長打で…」
まずは完封でいい勝ち方ができた。ここもそうなんですが、本当にチームにとっても大きな、きのう(25日)の1勝だったわけなんです。栗林良吏 投手に聞きますと、なんと、25日のゲームでリリーフ陣がブルペンで肩を作ったというのが一度もなかったそうなんです。つまり、リリーフ陣からしますと、月曜日のオフがあって、25日は練習はもちろんあったんですけど、ブルペンで肩を作らなかった。連休ができた。選手たちにとっては非常に大きかったと。試合で投げるというより、ブルペンで肩を作る回数が減れば減るほどピッチャー陣の負担はどんどん減っていくので、週の頭、6連戦の最初にこれが起きたというのが本当にチームにとっても大きな1勝になりました。 永川勝浩 ピッチングコーチに聞きましても、今シーズン初めてでしたし、やっぱりこういうピッチングがあると、リリーフ陣ももっと先発ピッチャーを助けようという気持ちになるので、相乗効果でチーム状態が上がっていくという話をしていました。 あと、もう一つが、床田寛樹 投手に連絡を取って「ヒット1本打っていいよ」という話。床田投手に聞いたら「もう、ぼく、森下投手とのバッティングの競争というのは心が折れそうです。もう心折れかけたんですけど、唯一、首の皮一枚つながった理由というのが、全部シングルヒットだったので、まだ首の皮一枚つながりました。ぼくは1本、長打でなんとか返していきたい」という話をしていました。チーム内でのバッティングでの競争というのもポイントになりそうです。 もう一つ。25日は會澤選手・森下投手のバッテリーが徹底的にヤクルト打線の中軸に対してインコースをどんどん攻めていたんです。3連戦の最初にこれがあったということで、そこを伏線にして、26日以降のキャッチャー・ピッチャーがどんな攻めを見せていくのかというところも注目です。本当に週の頭、森下投手の完封勝利を26日の一戦にもつなげたいです。このあと、午後6時、プレーボールです。