「光る君へ」まひろと道長の関係がバレたか 道長の大胆過ぎる振る舞いに総ツッコミ
さらには、これまではかろうじて二人の仲に気づくことのなかった倫子(黒木華)もあからさまに表情を曇らせ、その場を去った。
道長がめでたい席で気が大きくなっていたからなのか、公任とまひろが二人でいる様子に嫉妬したからなのか。遠くからまひろを呼ぶ道長の振る舞いは明らかに目立つもので、さらに返歌を贈ったことで一部の人物は二人が気心の知れた仲であることを悟ってしまった。しかも、それが正妻の目の前だったことからSNSでは「倫子さまの前で大胆過ぎる振る舞い」「あんなに遠くからお呼びになる」「さすがにそれはヤバかったのでは」「これはバレましたねえ」「鈍い人でも気づいてしまいますよ」「道長くん酔っぱらってんの?」「道長時々やらかすんだよ」「うかつだぞ道長」「正妻の前でいちゃつくなよ」「倫子様の目が怖い」とヒヤヒヤする声が上がっていた。
最後は、これまでは噂を一蹴していた赤染衛門(凰稀かなめ)にまひろが呼び止められ、道長との関係を尋ねられる修羅場で幕を閉じた。娘が帝の寵愛を受け、見違えるほど明るくなったのはまひろのおかげだと礼を言い「これからも中宮様を頼む」とも話していた倫子だが、果たしてまひろとの関係はどうなるのか……。
なお、風俗考証を担当する佐多芳彦によると「五十日の儀」とは、生誕50日目にあたる夜に、子どもの誕生を祝って成長を祈る儀礼のこと。公式サイト内のコラムでは「平安時代の貴族社会で行われていた通過儀礼の一つで、「五十日の祝い」や「松の餅(もちい)」ともいわれます。当時は、現代ほど医療が発達していませんし、衛生環境もよくありませんので、生まれてきた子どもがまず50日生きるというのは非常に大変なことでした。新生児の死亡率が高く、50日というのが大きな壁の一つであったようです。「五十日の儀」には、子どもの順調な生育をみんなで確認し、そしてこの先の明るい未来をみんなで祈るという、当時の人々の共通の思いが込められているといわれています」と説明している。(編集部・石井百合子)