だるま朝日がくっきり、ふわり「浮島現象」も同じ朝に 沖縄・渡嘉敷港から幻想的な光景広がる
【渡嘉敷】6日午前7時20分ごろ、渡嘉敷村の渡嘉敷港から眺めた糸満市の喜屋武岬一帯が、海の上に浮かんで見えた。蜃気楼の影響による「浮島現象」とみられる。同日午前7時7分ごろには、喜屋武岬沖合から昇る太陽が海面付近でくびれ、だるまのように見える「だるま朝日」現象も確認できた。 【写真複数】海の上に浮かんで見える「浮島現象」や真っ赤な「だるま朝日」
蜃気楼の一種であるだるま朝日は、放射冷却の影響で空気が冷え込み、上空の冷たい空気と比較的温かい海面付近の空気の間に大きな気温差ができることで発生する。 朝焼けを背景に、幻想的な光景が広がった。地続きのはずの喜屋武岬一帯が蜃気楼の影響で分断され、一部が小島のような光景となった。 この時間帯の渡嘉敷島の気温は17度。空気が澄んでいて本島方面がくっきり見渡せた。(米田英明通信員)
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