「息子に一生ずっと後遺症、懲役が何年あっても短い」 広島市西区強盗事件の被害者家族が判決受けコメント
2022年12月に広島市西区の店舗兼住宅で起きた強盗事件で、広島、東京地裁で一部の実行役に判決が言い渡されたのを受け、被害者家族が21日、代理人弁護士を通じて「懲役が何年であっても短い」などとするコメントを出した。 【動画】広島市西区で強盗殺人未遂事件 2人重軽傷 これまで逮捕、起訴された実行役8人のうち、4人に懲役11~20年の判決が言い渡された。被害者家族は「裁判官や裁判員の方々には私たち家族のやるせない気持ちをくみ取ってくれた」と受け止めた。一方、暴行を受けて重体の男性(50)にはまひが残り、常に介護を必要とする状態といい、「息子は後遺症を負って一生過ごさねばならないことを考えると、懲役が何年であっても短いと思う」と心境を明かした。 男性の頭を工具で殴り殺害しようとしたとして唯一、強盗殺人未遂罪で起訴された実行役と「ルフィ」などと名乗る指示役3人に対し、「一生消えない傷害を負わせ、許せない」などと強い処罰感情を示した。
中国新聞社