モーニング娘。’24が新体制で更なる高みへ、13都市31公演巡るツアーラスト武道館公演
ファンへ向けた感謝の気持ちとライブの感想を述べるメンバーたち
その後MCコーナーを挟み、懐かしいシングルやアルバム曲を歌うシャッフルユニットコーナーへ。生田、石田、野中による「恋は時に」でスタートすると、 今の季節にぴったりな「春ビューティフルエブリデイ」を羽賀朱音と北川が優しく歌い、岡村ほまれと山﨑は元気いっぱいに「彼と一緒にお店がしたい!」をパフォーマンス。ほかにも「Styleofmylove」(小田・牧野真莉愛・弓桁)、「INDIGOBLUELOVE」(横山・櫻井梨央・井上)、「怪傑ポジティブA」(生田・小田・羽賀・横山・北川・井上)と、このツアーだけの魅力がギュッと詰まった時間が続く。また、石田、野中・牧野・岡村・山﨑・櫻井、弓桁が歌う「色っぽいじれったい」では、冒頭の色っぽいセリフを牧野と櫻井が担当。2人の吐息まじりの声に、会場からは大きな歓声が起こっていた。 その後は、モーニング娘。のライブには欠かせないメドレーへ突入。毎回、作り込まれた曲間のつなぎや、ノンストップでパフォーマンスを続けるメンバーが話題となるが、今回も怒涛のメドレーを展開。「SONGS」「Tokyoという片隅」「君さえ居れば何も要らない(updated)」「TeenageSolution」「WhatisLOVE?(23Ver.)」などを歌い、会場を埋め尽くしたファンを熱狂させ続けた。メドレーの後は、ファンへ向けた感謝の気持ちとライブの感想をメンバーが述べていく。 1年前の武道館公演でお披露目された17期メンバーの井上は、その際に客席からライブを見ていたことを振り返り「その時の感動が蘇ってきた。いつまでも初心を忘れないように頑張りたい」とコメント。櫻井と山﨑、岡村はツアーを振り返り、ファンへの感謝を口にする。「たくさんの歓声に包まれてコンサートができたことが嬉しい」(櫻井)、「上を目指して頑張ることを目標にツアーに取り組んできました。これからも成⾧できるようにがんばります」(山﨑)、「ライブのない平日はファンの方に会えなくて寂しかった」(岡村)。 ライブ中に涙を流すファンを見たという北川は「楽曲の持つ力を実感しました」と語り「これからも、その力を私たちが大きくして届けていきたい」と、さらなる飛躍を誓う。横山は、声援をアラームにしたいとファンに懇願。「横山!と、ちょっと強めに言ってください」と言い、ファンからの大声援に「毎日、いい目覚めができそうです」と笑顔をみせていた。 羽賀は「私はモーニング娘。の曲が大好き。もっと上を目指して、いろんな人に曲を伝えていきたい」と話し、同期の牧野は「6月2日、エスコフィールド北海道で待っています!」と大好きな日本ハムファイターズで自身が行うファーストピッチをPR。 野中は「素敵なコンサートありがとうございました」とファンへの感謝を口にし、小田はライブ途中で体調不良になってしまった弓桁に触れ「あこちゃん(弓桁)は皆さんに楽しんでいただくために頑張っていたので、赤いサイリウムはそのままにして楽しんでいってください」と弓桁のファンへ優しく語りかけていた。石田は大量に汗をかいてしまい照れ笑いをみせるも「でも、こんなに本気になれるのがモーニング娘。ライブをしている時間が生きているなと思える」と達成感にあふれた表情を見せ、最後を締めくくるリーダーの生田は「もっともっとみんなにとって、今のモーニング娘。が続けばいいなっていうグループになればいいなと思います」と、今のグループの体制に自信をのぞかせていた。 ラストスパートでは「AreyouHappy?」「君の代わりは居やしない」「Passwordis0」というライブの定番ナンバーを歌い上げ、最後は「わがまま気のまま愛のジョーク(23Ver.)」。サビ部分のコール&レスポンスで、ファンの「愛されたい!」の大合唱が武道館に響き渡り本編は終了となった。 アンコール後は、先に披露した「最KIYOU」の両A曲となる、つんく♂作詞作曲の「なんだかセンチメンタルな時の歌」でスタート。体調不良で途中退場していた弓桁も復活し、全員そろってのパフォーマンスを果たす。その後は「HOWDOYOULIKEJAPAN?~日本はどんな感じでっか?~」を披露したのち、再びMCへ。MCでは昨日卒業発表をした石田が、再び卒業に対する今の思いを語る。「私は今日、“もっと”モーニング娘。が好きになってしまいました。モーニング娘。には⾧い歴史がありますが、どの時代にもその時ならではの素敵なところがある。だから今も、今にしかないグループの魅力があると思っています。みんなで今を積み重ねて、最後まで魂を燃やして駆け抜けますので、最後まで応援をよろしくお願いします!」と感謝と決意を口にしていた。 ラストは「BeAlive」と「ここにいるぜぇ!(23ver.)」を歌い、新体制で駆け抜けた春ツアーを締めくくった。ツアータイトルの「MOTTO(もっと)」には、もっとやれる、もっと上を目指すなど、現状で満足するなというメッセージが込められているという。まさに今回の武道館公演は、新体制のもと、もっと上を目指すグループの今が感じられるライブとなっていた。 ■セットリスト モーニング娘。’24コンサートツアー春MOTTOMORNINGMUSUME。FINAL 2024年5月27日(月)日本武道館 1. One・Two・Three(23Ver.) 2. Wake-upCall~目覚めるとき~ 3. HappybirthdaytoMe! 4. HEAVYGATE 5. 最KIYOU 6. ギューされたいだけなのに 7. 私のなんにもわかっちゃない 8. 青春小僧が泣いている 9. KOKORO&KARADA 10. 恋は時に/生田・石田・野中 11. 春ビューティフルエブリデイ/羽賀・北川 12. Styleofmylove/小田・牧野・弓桁 13. INDIGOBLUELOVE/横山・櫻井・井上 14. 彼と一緒にお店がしたい!/岡村・山﨑 15. 怪傑ポジティブA/生田・小田・羽賀・横山・北川・井上 16. 色っぽいじれったい/石田・野中・牧野・岡村・山﨑・櫻井・弓桁 17. ロマンスに目覚める妄想女子の歌 18. よしよししてほしいの 19. SONGS 20. Tokyoという片隅 21. 君さえ居れば何も要らない(updated) 22. TeenageSolution 23. 純情エビデンス 24. WhatisLOVE?(23Ver.) 25. AreyouHappy? 26. 君の代わりは居やしない 27. Passwordis0 28. わがまま気のまま愛のジョーク(23Ver.) 29. なんだかセンチメンタルな時の歌 30. HOWDOYOULIKEJAPAN?~日本はどんな感じでっか?~ 31. BeAlive 32. ここにいるぜぇ!(23ver.) <リリース情報> モーニング娘。’24 通算74枚目シングル『なんだかセンチメンタルな時の歌/最KIYOU』(両A面) 2024年8月14日(水)発売 モーニング娘。’24オフィシャルサイト
Rolling Stone Japan 編集部