暮らし彩る植物に感謝 三重・松阪生花商組合 慶法寺で花供養
三重県松阪市内の花屋でつくる松阪生花商組合(岡田政司組合長、12人)は23日午後4時から、松阪市飯高町宮前の慶法寺(藤井基和住職)で、花供養を行った。 花を切り、花で生計を立てていることから、感謝の気持ちを込め、花まつりに当たる4月8日ごろ、市内で寺を変えながら毎年実施。組合員が花を持ち寄って供花一対を作り、お経とともに日頃の感謝を表している。 この日は組合員7人がヒマワリ、ユリ、バラ、カーネーションなど、色とりどりの花で供花を作った。その後、花を供えて藤井住職のお経を聞きながら焼香。手を合わせて、暮らしを彩る植物の存在に感謝した。 藤井住職は読経後に、仏壇に供えた花がお参りする人の方を向いているのは、仏からの働き掛けを表すなどと説法した。 岡田組合長(63)=中町=は「いつもお寺で供養の後にお話を聞いていますが、今回は仏さんの世界と僕たちの世界を花がつなげていると聞き、日々、花を売る仕事をさせてもらいうれしく思いました。仏の世界につながる気がしてありがたいです」と話した。