2990円のニットや「眞子さんのお下がり」も話題に…! 佳子さまが大切にされている「着回しコーディネート」への思い
小室眞子さんから譲り受けたセットアップ
訪問先ではご自分のものだけではなく、姉の小室眞子さんが着ていたものなども積極的にお召しになっていた。ファネロメ二修道院でのマキシ丈のブルーのセットアップだ。これは以前、眞子さんも海外訪問先でお召しになっていたことがある。 「眞子さんと佳子さまはお洋服のシェアを良くされていました。眞子さんが嫁がれる際にお譲りになったものも多いことでしょう」 良いものは長く使い、時には姉妹で、また母子で着まわすこともある。ご公務などでは、訪れた先の状況にうまく合うよう研究し、コーディネートも工夫されているのだ。 「28日午前(日本時間同日午後)にサケラロプル大統領を表敬訪問された際の振袖は、2019年にハンガリーを訪れた際、アーデル大統領(当時)を表敬訪問されたときのものと一緒。2019年は前髪を下ろして可愛らしさのあるヘアセットでしたが、今回は前髪を流していたので大人っぽい印象に。着回しだけではなく、髪型を変えるだけでも印象は変わりますので」 ハンガリーは佳子さまにとって初の公式訪問先だった。当時はどこか緊張も見られたが、あれから5年、すっかり公務も板につき、堂々と振舞われていた。 そして、国内外のご公務の際のお召し物は、以前にも見たことがあるものも少なくない。 「皇室には良いものを長く大切にお使いになる、という伝統があるんです」 そう話すのは皇室のファッション事情に詳しい、放送作家・皇室ライターのつげのり子さん。 新社会人となられた天皇皇后両陛下の長女、愛子さまもまた、そのお考えを引き継ぐ一人だ。 後半記事「雅子さまから愛子さまへ託されたブローチ…皇室が重んじる「質素倹約」という伝統の始まり」ではその思いについて詳報する。
週刊現代(講談社)