福島県三春町に整備のモンベル直営店 東北最大級の広さに 「手ぶら」でOKのキャンプ場も 来春の完成目指す
福島県三春町に公設民営で整備を進めているアウトドア用品メーカー「モンベル」(本社・大阪市)の直営店は、東北最大級の広さで、周辺には手ぶらで行って楽しめるキャンプ場なども整備する。22日、内堀雅雄知事を交えた報告会が町役場で開かれ、町側が示した。 町は来春の完成を目指し、三春ダム近くに県内初のモンベル直営店「モンベルストア」を整備している。1、2階合わせた延床面積は1781平方メートルで、このうち物販面積は1430平方メートル。モンベルの商品をほぼ全品そろえるという。 店内にはクライミングが楽しめる構造物を設置したり、町内をはじめ田村地方や県内の名所を紹介する観光案内所、町出身の登山家・故田部井淳子さんの記念館も設ける。 モンベルストアを核に、さくら湖や三春ダムなど周辺を「アウトドアヴィレッジ三春」(仮称)と位置付け、カヌーやキャンプが楽しめる工夫を凝らす。さくら湖周辺には、テントをはじめ、道具一式がそろった倉庫が併設したキャンプサイトも整備する。シャワーやトイレもあり、気軽にキャンプを体験できるという。
報告会では、広域連携によるアウトドアイベントの企画、オリジナルグッズの開発、旅行ルートなどの計画案が示された。