日本維新の会の代表選に立候補し、街頭演説した（左から）松沢成文参院議員、金村龍那衆院議員、吉村洋文大阪府知事、空本誠喜衆院議員＝１７日午後、大阪市中央区

　日本維新の会の代表選が17日告示され、共同代表を務める吉村洋文大阪府知事（49）ら4人が立候補を届け出た。 【写真】代表選が告示された日本維新の会の本部 　衆院選の敗北を受け、党勢の立て直しをどう図るかが争点となる。自民党や立憲民主党との距離感も議論となりそうだ。12月1日の臨時党大会で投開票される。 　立候補したのは届け出順に、吉村氏、金村龍那衆院議員（45）＝比例代表南関東ブロック、空本誠喜衆院議員（60）＝広島4区、松沢成文参院議員（66）＝神奈川選挙区。 　代表選は2022年以来。党所属国会議員を含め、一定の条件を満たした党員約2万6000人が1人1票を持つ。党の本拠地、大阪が地盤で知名度の高い吉村氏を軸に選挙戦が展開されそうだ。 　届け出締め切り後、4人は大阪市内でそろって街頭演説に臨んだ。吉村氏は「維新は次世代のための政党だ」として社会保障改革への決意を強調。金村氏は「大きな危機感を覚える」と党改革を主張した。空本氏は「維新を改革政党として再生しなければならない」と力説。松沢氏は「統治機構改革をリードしていく」と首相公選制導入などを訴えた。