蚊をたたくときは「上下」で!「左右からパチン」は逃げられやすい【害虫駆除の専門家が伝授】
蚊をたたくときのコツをご存知ですか? 害虫駆除の専門家、東洋産業の大野竜徳さんに教えてもらいました。 【写真を見る】蚊をたたくときは「上下」で!「左右からパチン」は逃げられやすい【害虫駆除の専門家が伝授】 (東洋産業 大野竜徳さん) 「あなたの前に蚊がぷーん…みなさんの目の前に飛んできた蚊をたたくイメージをしてください」 「…どうですか?横から両手を構えて狙いを定めてパチン!とされている方、実はもっとうまい方法があります」 「その方法は上下からパチン!です蚊をたたくときは横からパチンではなく、上下に狙いを定めて叩くとやっつけやすいです」 ーどうして「上下」が効果的なのでしょうか? (大野さん) 「蚊がみなさんの血を狙うとき、まっすぐ飛んできては簡単に返り討ち。なので、近づいてくるまではすーっと寄ってきますが、近くまでくるとリズムよく上下に飛びながら右へ左へ、狙いを定めてだんだん近づいてきます」 「なので、左右からパチン、では逃げられやすいのです。蚊をたたくときにはリズムを読みながら上下で挟み込むように叩くと成功率が上がるかもしれません」 「ただ、上下で挟み込むのは私たちの体の動きからすると叩きにくいので、イメージトレーニングしてみてください。私は上から叩き落すように片手でにぎったりもします」 ■壁にとまっている蚊はすべて上向き ということは…どこから狙う? (大野さん) 「また、壁などにとまっている蚊はすべて上を向いています。蚊は上方向に飛び立とうとするので、頭側からそーっと狙いを定めて一気に叩くと良いです」 (大野さん) 「虫は素早く動くものはよく見えていますが、ゆっくり動くものはあまり見えないようです」 「私たちの息やちょっとした動きの風も察知するので、そーっと手を構えて近寄って、にらみ合いながら息をのみ…残り数十センチ…ここまできたら一瞬で仕留めましょう!」 ーところで、蚊はメスのみ血を吸うと聞きましたが、見分け方はあるのでしょうか。 (大野さん) 「蚊の蛹(さなぎ)が成虫になるとき、羽化してきた成虫は1~2日くらいは体が固まるまであまり活動をしません。時にはまるでアメンボのように水面に浮かぶこともできます。この姿になると、よく見ればオスとメスを見分けることができます」
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