“色”がタイトルにつくヒット曲がしりたい!
カラーコディネーターをはじめ、色に関する職業に就いている人たちを労おうと、色彩検定やその年の色の選定を行なうビジネスカラー検定協会が“い(1)・ろ(6)”の語呂合わせにちなみ、1月6日を「色の日」の記念日に制定しています。 日本の音楽シーンにおいても、これまでにさまざまな“色”を冠した楽曲が生まれています。赤・青・黄などのカラーはもちろん、喜怒哀楽などの感情を形容したりと、多彩な“色”の曲名が人気を博しました。たとえば、60年代は、ザ・ピーナッツやダークダックスが競作した「銀色の道」やヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」(のちに、島谷ひとみがカヴァーしてリヴァイヴァルヒット)、ベッツィ&クリス「白い色は恋人の色」などがヒット。70年代は石川さゆり「津軽海峡・冬景色」や八神純子「みずいろの雨」、80年代は大滝詠一「君は天然色」、中村雅俊「心の色」、岩崎宏美「すみれ色の涙」、上田正樹「悲しい色やね」、松田聖子「風は秋色」「小麦色のマーメイド」「瑠璃色の地球」、早見優「夏色のナンシー」、高橋真梨子「桃色吐息」、チャゲ&飛鳥「恋人はワイン色」、90年代はSMAP「君色思い」、ゆず「夏色」……と枚挙にいとまがありません。 2000年代に入っても、松浦亜弥「LOVE涙色」「桃色片想い」、中島美嘉「桜色舞うころ」、スピッツ「水色の街」、KREVA「音色」、長渕剛「金色のライオン」、中川翔子「空色デイズ」、いきものがかり「茜色の約束」、西野カナ「涙色」と“色”ソングのヒットが続々と生まれました。近年でも、ストリーミング累計1億回再生超のYOASOBI「三原色」や、インフルエンサーやアイドルたちが披露した“しかのこダンス”が話題を集め、国内外でブームとなった、シカ部によるアニメ『しかのこのこのここしたんたん』のオープニング・テーマ「シカ色デイズ」、永野芽郁主演の“月9”ドラマ『君が心をくれたから』主題歌に起用された宇多田ヒカル「何色でもない花」など、音楽シーンにさまざまな“色”ソングが彩られてきました。 “〇〇色”というワードではないタイトルのヒット曲としては、南沙織「色づく街」、ザ・タイガース「色つきの女でいてくれよ」、中山美穂「色・ホワイトブレンド」、工藤静香「MUGO・ん…色っぽい」、モーニング娘。「色っぽい じれったい」あたりが挙げられるでしょうか。 気分やテーマによって多種多彩な楽曲が存在する“色”ソング。「色の日」にそれぞれの好みの色の楽曲を聴いて過ごしてみてはいかがでしょうか。 (写真は、2020年リリースの中山美穂のベスト・アルバム『『All Time Best』)