200人同時通話をどう使う?LINE社に聞いてみた
3月23日、コミュニケーションアプリ「LINE」にグループ通話ができる機能が追加された。アプリをアップデートすることにより、LINEの「友達」同士で、通話することができるという。注目されたのは、最大200人まで同時通話が可能だということ。一体200人同時通話の機能は何に使えるのだろうか?LINE社に聞いた。 グループ通話は、トークルームから開始でき、いままでメッセージでやりとりしていたグループトークの延長にあるような印象だ。LINE社は「グループ通話をしたいというユーザーからの要望が多かった」と今回の新機能提供の背景を説明する。 同社のプレスリリースでは、「盛り上がった女子会。家に帰っても話したい!」「離れ離れの家族、月に1度の家族会議」などの使用例が挙げられているが、「200人同時通話」はどのような機会に使うのだろうか。 同社マーケティングコミュニケーション室PRチームの田中康太さんは、なぜ200人なのかという質問に対し、「現在のグループ機能の最大メンバーが200人のため、それに対応する形で同時通話も200名に設定した」と回答する。 しかし、200人が同時に通話して混乱しないのだろうか。同社は「200人同時通話を行うと、発言が被ってしまうこともある」と認める。そのための解決策としては、「発言する人を何人かに限定するなどの取り決めを行い、話す内容や人数に合わせてご利用いただきたい」。確かに実際に200人が集まって話したとしても、各自が好き勝手に発言したら混乱してしまうだろう。200人同時通話を行う際は、登壇者がいるようなイメージだろうか。オンラインのセミナー・会議などに活用できるのかもしれない。 最後に、同社に面白い使い方はないか聞いてみた。「遠くにいる家族や友人とおしゃべりを楽しむのはもちろん、グループ電話をしながら一緒にゲームをするなどさまざまな手法でご活用下さい」。LINEの同時通話機能は、仲間同士のコミュニケーションから、ビジネスや大規模会議まで幅広い可能性をもった機能のようだ。 (中野宏一/THE EAST TIMES)