【エランドール賞】『THE FIRST SLAM DUNK』が特別賞 原作の井上雄彦氏が監督で製作 リョータ役の仲村宗悟「人生を変えてくれた」
2022年12月3日に公開されたアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』(スラムダンク)を製作したFilm Partnersが1年を通じて映画・テレビ界で顕著な活躍をしたプロデューサーや、将来有望な新人俳優などを選出して表彰する『2024年エランドール賞』の特別賞に選ばれ、代表して東映アニメーションの松井俊之氏が8日に都内で行われた授賞式で喜びを語った。 【写真】輝くドレスを身にまとい神々しい美しさを見せた今田美桜 同作は、『週刊少年ジャンプ』で1990年42号から1996年27号まで連載していたバスケットボール漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』が原作。湘北高校バスケ部に入部したバスケ初心者の主人公・桜木花道が、チームメイトの流川楓との衝突や強豪校との試合の中で才能を急速に開花させていく姿が描かれている。 手に汗握る試合の描写やバスケに青春を懸ける登場人物たちが、読者の共感を呼び圧倒的な支持を受け、国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部を突破。1993年~1996年にテレビアニメが全101話放送された。 新作映画では、監督・脚本を原作者の井上雄彦氏、アニメーション制作は東映アニメーション/ダンデライオンアニメーションスタジオが担当。湘北メンバー5人のボイスキャストは、テレビアニメ版から一新され、宮城リョータ役を仲村宗悟、三井寿役を笠間淳、流川楓役を神尾晋一郎、桜木花道役を木村昴、赤木剛憲役を三宅健太が務めた。 松井氏は「この度は、映えある賞をいただきまして、本当にありがとうございました。製作委員会を代表いたしまして、ここに立たせていただいております。この作品には、企画、製作、そして宣伝、配給まで、おそらく業界的には、かなり新しいことに挑戦できていたんじゃないかと思います」と振り返る。「皆がそういう気持ちになって、一丸になれたのは、原作者であります、井上雄彦先生が映画監督として未知の世界に飛び込んでいただくという最大の挑戦をしていただいたことで、それに釣られて頑張ろうと、ここまで来れた作品だと思っています」と伝えた。 続けて「特に、演出、制作部、それからキャストの方々、音楽のアーティストの方々も皆さん本当にプロフェッショナルでありながらトライ・アンド・エラー、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返して、もっと上があるんじゃないか、もっと上があるんじゃないかってことを繰り返して積み上げてここまでやってこられました。そういった中で完成した作品なので、ここまで伝わったのではないかなという風に思っております」と結んだ。 また、仲村が花束プレゼンターとして登場。「『THE FIRST SLAM DUNK』で宮城リョータを演じました仲村宗悟です。この『THE FIRST SLAM DUNK』という作品は井上雄彦監督をはじめ、スタッフの方々が何年も思いをつむいで、作ってくださった作品です。僕の人生を変えてくれた『THE FIRST SLAM DUNK』がこのような素晴らしい賞を受賞し、本当に僕自身すごくうれしく思います。この度は誠、おめでとうございました」と祝福していた。