初夏の陽気にぴったり!旬のスナップえんどうのレシピとスパークリングワインのペアリング
季節の野菜が持つ本来の美味しさを引き出すことを知り尽くしている料理家・平野由希子さんが、いま食べたい野菜で作る魅惑のお料理と、相性のよいお酒のペアリングを、時代のトレンドに合わせた視点で提案。今回は、はじけるような歯ごたえが魅力のスナップえんどう&スパークリングワインの楽しい組み合わせが登場! 【写真】スナップえんどうの美味しい食べ方
肉厚の食感と甘さがあとを引き、ゆでるだけでおいしいスナップえんどう。グリーンピースをさやごと食べられるように改良された人気の野菜だ。「おつまみには歯ごたえは大事な要素。パリッとしたスナップえんどうの食感に合わせて、軽やかな泡を。お酒が進むようにアンチョビでソテーしました。初夏の日に肩の力をふっと抜いて楽しみたい、昼酒にぴったりな組み合わせです」(平野さん)。
スナップえんどうのアンチョビソテー
下ゆでなしの直炒め。にんにくとアンチョビをしっかり効かせて仕上げる。シンプルに野菜そのものを味わえる、飽きのこないおいしさ。 <材料 2人分> スナップえんどう200g、にんにく1かけ、アンチョビ3枚、オリーブオイル大さじ1、こしょう少々 <作り方> 1 スナップえんどうは両側の筋を取る。にんにくは半分に切って、芽をとって潰し、アンチョビは粗みじん切りにする。 2 フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて熱し、香りが出てきたらスナップえんどうを入れて中火で炒める。 3 スナップえんどうの色が鮮やかになったら、アンチョビ、こしょうを加えて炒め合わせる。
【今月のお酒セレクト:ボデガ・ヴィニフィカテ アモロ・ペットナット 2021】
スペイン・アンダルシアの海沿いでつくられたナチュラルなペットナット(ナチュラルなスパークリングワイン)は、パロミノ種でつくられたほんのりとオレンジがかった色調の白ワイン。「なんとも心地のいい泡。一口飲むと『ああ、おいしい』と言葉が出ちゃう。ミネラル感と洋梨のような果実の風味は健やかな野菜のおつまみにぴったり。野菜以外には魚介のフリットなどと合わせたいですね。あっという間に1本空いてしまいそうです」(平野さん)。 BY YUKIKO HIRANO 平野由希子 素材を生かしたシンプルでおいしい料理に定評のある料理家。書籍や雑誌、広告で活躍するかたわら飲食店のプロデュースや商品開発も手がける。日本ソムリエ協会認定ソムリエで、ワインと料理のペアリングが楽しめる料理教室も主宰。