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「せめてお別れだけでもしたい」――いくら探しても見つからないという家族から依頼を受け、著者は山へ向かう。たとえ身近な低山でも、運命の分かれ道は登山道の随所に潜んでいるのだ。家族のケアをしながら丹念に話を聞き、プロファイリングで消えた足跡をたどる六つのエピソード。【遭難予防と早期発見に役立つコラム付き】 『「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―』新潮社

山で遭難「遺体で発見」よりも厳しいケースとは? 捜索のプロも沈痛「かける言葉がみつからない」

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