砺波市長選で4選果たした夏野市長 最重要課題は新庁舎の建設 防災対策、DX、GXに対応した庁舎に
富山テレビ放送
任期満了に伴う砺波市と南砺市の市長選挙が10日告示されいずれも現職が無投票で当選しました。 山積する課題に両市長はどのように取り組むのか秋本記者の報告です。 *砺波市長選に当選した 夏野修市長 「4期目にあたりブレずに、着実に前向きにそういった思いで進めていきたい」 砺波市長選では無所属で現職の夏野修市長(69)が3期連続の無投票で4選を果たしました。 *リポート 「『もうひとつ上のとなみ』を掲げて、4期目を迎える夏野市長ですが、防災拠点となる新庁舎の建設を最優先事項として取り組みたいとしています。」 防災力の強化を掲げて夏野市長が4期目に実現させようというのは、市役所新庁舎の建設計画です。 築60年がたち一部耐震化がされていない庁舎を移転新築する計画です。 移転場所は、県が2026年度末に廃止を決めた「県花総合センター」を最有力候補地としていて市は、来年度までに基本計画を取りまとめ、2028年度に建設に着手、2030年度までの完成を目指します。 *砺波市 夏野修市長 「防災面から考えてもしっかり対策した庁舎が必要で、4期目最優先事項として取り組みたい。今の時代にあった防災対策、DX、GXに対応した庁舎をつくっていきたい。」 また、少子化による中学校の再編も重要課題です。 砺波市にある4つの中学校のうち、庄川中学校と般若中学校は、2027年度には、各学年1クラスの小規模校になると見込まれています。 市の学校規模適正化検討委員会では、この2つの中学校と庄西中学校を含めた3つの中学校を統合する案を支持する声が多く、今後、統合に向けた話し合いが進む見込みです。 *砺波市 夏野修市長 「今後の教育効果を考えたときにそういった(小規模校の)状況で、子どもたちの学びの場として相応しいのかという意見、教員の(配置が)大変厳しい状況で、(中学校を)統合する方向で進めている」 さらに、現在進められているJR城端・氷見線の再構築計画については事業主体がJR西日本からあいの風とやま鉄道に移管されるのに伴い、新型車両やICカードの導入が進む見込みで、夏野市長はサービスの向上に期待を寄せています。 *砺波市 夏野修市長 「利便性も上がり利用してもらえることになれば、これからの時代かなり公共交通が軸になるということで、これは補填ではなくて投資なんだいうことが実践できるのではないかと思う」
富山テレビ放送