川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」彩りも、味も! 春弁当のコツ
新生活が始まる春。気持ちも新たにお弁当作りをスタートしようと考えている新米花嫁さんも多いのではないでしょうか? かくいう私も新婚時代は毎朝せっせとお弁当を作っていました。 とはいえ、うどんを茹でることすら知らないレベル。前日のおかずをアルミカップに詰め込み、白米に梅干しをのせて、終了~! ここには載せられないようなおっかさん弁当を作っていたのですが、20年も経つと成長するものですね。やっと人並みに料理ができるようになりました…。そこで今回は、私がお弁当を作るうえで大切にしていることを6つ紹介します。
1:調味料に少しこだわってみる
おいしいお弁当を作るコツはいたってシンプル! これは料理全般にも言えることですが…いい食材、いい調味料を使うこと。特に大切なのは、調味料。 (左から)愛用しているお酒はこんにちは料理酒、お酢は千鳥酢、みりんは古式本みりん、お醤油は麹のしょうゆ。お味噌やマヨネーズ、ドレッシングは手作りするとやっぱり美味しいので面倒でも作って、ソースやケチャップはなるべく使わないように心がけています。牛乳やミネラルウォーターのように毎日グビグビ飲むものじゃないから、スーパーで購入する場合は特売品ではなく、少しお値段のはるものを選ぶといいかもしれません。
2:発酵調味料の力に頼る
手軽に美味しいものを作るなら? 発酵調味料に頼ってみましょう。単調になりがちな味付けに奥行きがでます。塩麹や醤油麹もそのひとつ。手作りしているというと驚かれるのですが、麹・水・塩だけのシンプルな材料を混ぜるだけ。実は簡単! 玉ねぎ麹、醤油麹、塩麹と何種類か作ってストックしています。 例えば、お弁当の定番、唐揚げ。脂質も少なく高タンパク・低カロリーな鶏胸肉を醤油麹(塩麹でも可)に少し漬け込んでから揚げてみてください。驚くほどお肉が柔らかく、美味しくなっているはずです。「紀伊国屋」で購入した笹の葉は殺菌効果も高く、見栄えのいいお弁当にひと役。 麹は山梨県甲府市の「おかめ麹」がお気に入り。地元で愛される老舗こうじ屋の麹は、スーパーで売っている市販の麹とは味の深みが全然違うんです。200g330円という良心的なお値段もうれしいポイント。オンラインでも購入できますのでよかったらぜひ。