2019年日本ダービー馬ロジャーバローズが死す
2019年の日本ダービーを制したロジャーバローズ(牡、父ディープインパクト、母リトルブック)が25日、死んだ。8歳の若さだった。関係者によると、1カ月ほど前から疝痛を発症して入院していたが、24日夜に容体が急変。25日未明に息を引き取った。 ロジャーバローズは栗東・角居勝彦厩舎所属で、2018年8月に新潟でデビュー(1着)。翌春の京都新聞杯2着から日本ダービーに駒を進めると、本番では12番人気ながら2番手追走から早めに先頭に立って優勝。浜中俊騎手は初の日本ダービー制覇となった。その後、凱旋門賞遠征に向けての調整中に右前浅屈腱炎を発症し、現役を引退した。通算成績6戦3勝(うち重賞1勝)で、総獲得賞金は2億6875万6000円。 引退後はアロースタッド(北海道日高郡新ひだか町)とイーストスタッド(北海道浦河郡浦河町)を行き来する国内シャトル種牡馬となり、現3歳世代が初年度産駒。23日東京メインのパラダイスS(L)をオーキッドロマンスが制したばかりだった。 ◆株式会社ジェイエス「初年度産駒からリステッド勝ち馬が出たばかりのタイミングで、これからますます活躍が期待されていたこともあり、大変残念です。本馬の冥福を祈るとともに、残された産駒たちが父の遺志を引き継いで競馬場で活躍してくれることを祈っています」