２年後の完成を目指す首里城正殿では１５日から瓦葺の作業が始まりました。 首里城公園には１５日午前、県内４つの瓦工場で製造された赤瓦が運び込まれました。 新たな瓦には火災で焼け残った赤瓦を砕いた粉末も混ぜこまれていいます。 ▽高良琉海子記者： 「素屋根内部ではきょうから瓦葺の作業が始まっていて職人たちが１枚１枚丁寧に瓦を取りつけています」 瓦葺は瓦職人およそ１４人で進められていて初めに軒先瓦を漆喰で取り付け、その上に二の平瓦、さらに平瓦をおいてビスで固定します。 瓦を重ねるのは台風の雨風から屋根瓦を守る沖縄独特の技法です。 ▽島袋瓦工場　島袋拓真専務取締役： 「ゆいまーる精神で首里城の正殿（の工事）に携わっているので、みんなで良いものができたらいいなと思います。（職人）みなさんの気持ちがこもっているのでそのあたりを見ていただけたらと思います」 今回搬入された瓦は４０００枚で最終的にはおよそ６万枚の瓦が首里城正殿の屋根に取り付けられます。 瓦葺や漆喰の施工作業は年内で完了する予定で見学エリアから作業を見ることができます。