【大学選手権】侍でも活躍の強打者 ドラフト1位候補の青学大・西川史礁が2年連続Vへ「自信はあります」
第73回全日本大学野球選手権大会(報知新聞社後援)が10日、神宮球場と東京Dで開幕する。全国26連盟の春季リーグ戦などを勝ち抜いた27校(九州地区大学連盟は南北2校)が出場。大学日本一を懸けた熱き戦いが展開される。 青学大の西川史礁(みしょう)外野手は、3月に行われた侍ジャパンの欧州代表との強化試合に出場し、2安打をマーク。プロ野球選手と並んでお立ち台に上がり、スポットライトを浴びた。 「あの経験は、これからの野球人生に生きてくると思っています」。夢舞台に立った西川は、春季リーグ戦でも十分な存在感を放った。打率3割1分8厘は、リーグ3位タイ。自身が初回に放ったタイムリーによる“スミ1”の勝利が2度あった。4番として勝利に直結する一本を積み重ね、チームのV3に貢献した。 昨年は、リーグ戦の春秋制覇を遂げ、この大会も制したが、秋の明治神宮大会は決勝で慶大に敗れた。「リーグ優勝は、目標である4冠への通過点。春の日本一へ、足元を見つめ直して頑張りたい」と表情を引き締める。 昨年の大会でも4番を務め、15打数7安打1本塁打と活躍した。「東都で勝てば、自分たちの野球をすれば絶対に勝てるという自信はあります」。これまで大学選手権に6度出場し、23勝1敗という驚異的な数字を残す青学大の主砲の頭にあるのは、“常勝”の伝統をつなぐことだけだ。(浜木 俊介) ◆西川 史礁(にしかわ・みしょう)2003年3月25日、和歌山県生まれ。21歳。龍谷大平安で2年春のセンバツに背番号16で出場し8強。青学大では1年秋から出場し、3年春、4年春に最高殊勲選手。昨夏の日米大学野球では4番を務めた。リーグ戦通算46試合で打率2割7分6厘、5本塁打、23打点。182センチ、88キロ。右投右打。
報知新聞社