スターライト・キッド「これ以上悔しい思いは」悲願のワンダー王者へ なつぽいに宣戦布告【スターダム】
女子プロレスのスターダム「ジャパンキャンピングカーショー2025 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2024」(12月29日、東京・両国国技館)の各タイトル戦の調印式が17日、都内で行われた。ワンダー王座選手権では、3度目の防衛を目指す王者なつぽい、挑戦者のスターライト・キッド(SLK)が互いへの敬意を示しながら、闘志を高めた。 【写真】胸ぐらをつかみ合うなつぽい、スターライト・キッド 今年を締めくくる大舞台。SLKは「今回でワンダーへの挑戦は5度目。過去の挑戦を振り返れば、マスクに手をかけられハサミを入れられたジュリア戦。大江戸隊入りして勢いがあった(中野)たむ戦。自信に満ちている時に負けて号泣した上谷(沙弥)戦。ランブルで勝って(挑戦権を得て)初シングルだった同期の(安納)サオリ戦」と回想。「挑戦する度に悔しさが増していく。ワンダーへの欲が増していった4年間。今年の2月に(安納に)負けていますけど、今回の挑戦まで着々と道を作った、キャリア最大の大舞台。これ以上悔しい思いはしたくない。今年中にベルトを巻く願いを叶えたい」と意気込んだ。 この日に、米スパーク王座の返上を発表し、ワンダー王座への覚悟を示したSLK。なつぽいとの過去の接点を振り返った後に「特別なライバル。やられたらやり返して、ボロボロになっても感情で戦ってきた。8度目のシングルで、ようやく両国まで来たね。でも私、絶対負けないから。ベストバウトをたたき出した上で、ワンダーベルトを奪ってみせます」と誓った。 なつぽいは7・27札幌大会で、同期で盟友の安納サオリからワンダー王座を奪取。やはり同期のSLKとの大一番に向け「並々ならぬ覚悟を感じる。8度目のシングルは私たちの総まとめになります」と感慨を示し、「きっちゃんの恐ろしさは知っている。私からハイスピードを奪ってからの爆走は、今思い出しても恐ろしい。もう悔しい思いはしたくない」と21年8月9日に、ハイスピード王座を奪われたSLK戦を挙げて警戒した。 来年は安納、SLKとともにプロレス10周年を迎える。「最高の相手から最高のベルトを取ったら思い残すことはない、そう思っていたが、ベルトを取ると新たな目標が出てきます。来年の10周年は、今年以上に爆走したいので、このベルトを落とすわけにはいかない。誰も止められないくらい、爆走したい。きっちゃんには絶対に負けたくない」と決意を示した。 以前から悲願だったベルトを初めて手にするなつぽい。同様のベルト初戴冠を目指すなつぽい。スマートかつ、互いの胸ぐらをつかむ闘志を示した調印式に、両者の思い入れが表されていた。 (よろず~ニュース・山本 鋼平)
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