かんぽ生保問題 日本郵政社長らが辞任会見(全文4)必要があれば追加調査も
鈴木副社長の調査打ち切りは考えられない
朝日新聞:朝日新聞の【イシカワ 01:14:44】と申します。先ほど、鈴木副社長の情報漏洩の関与について調査を打ち切るとおっしゃっていましたが、ちょっと常識では考えられないと思うんですけれども、1週間引っ張った揚げ句、沈黙した揚げ句に本人が辞めるから調べない。 あるいは鈴木副社長に関して言えば、NHKさんについて、取材手法がまるで暴力団だという発言を当初して、そのあと長門さんは国会で、鈴木さんと見解が一致していると、その見解はまだ維持されたままお辞めになるのか知りたいところですけれども、このように、非常に普通に見ればアンタッチャブルなものがある、腫れ物に触るかのような対応をしているように見えるんですが、これが先ほど、環境のせいにしないで自分のせいだと言って去っていくというのは長門さんの美学かもしれませんけれども、そうじゃなくてそのアンタッチャブルに見えるものがなんなのか、そこの膿をどう出すのかということをちゃんと、去るに当たっておっしゃることがお国のために役立つことではないかと思うんですけれども、なぜこの件に関してこんなに説明が不足してるんでしょうか。 長門:アンタッチャブル、ご自身でストーリーを作って、何かそういう目に見えないものを想定されてらっしゃるのかもしれませんけれども、鈴木の問題は相手の次官も退かれて、先方さんも終わりです。こちらも十分責任を感じて鈴木上級も退いたと思っております。
謙虚にそのとき動いていれば良かった
NHKの問題、ございましたけれどもアンタッチャブル、別に何かをいろいろ遠慮してものを申し上げてるんじゃなくて、朝日新聞さんでしたかね、まさに。長門は言ってることをスライドしてとかってご指摘ありましたけれども、私が終始一貫申し上げておるのは、NHKの報道が「クローズアップ現代」、4月24日されました。その報道自体も非常に厳しい、われわれにとってはですよ、報道だったんだけれども、第2弾ができるというときにウェブが立ち上がって、いい悪いは別ですよ。しかも今から考えたらいろんなヒントをいただけたわけだからもっと謙虚に動いていたらという気持ちはあるんですけれども、その当時は押し売りとか、詐欺とかってひどい言葉があったので、ひどいじゃないかと思ったのは、もう鈴木も私も、今度社長になる、あまり言わなくていいんだ、みんなそういう関係者、みんなそう思ったんですね。 私が言ったのは、今から思うとと、こういう事件になって5人も首になって、役員全部が報酬減額になるような大事件に至ったヒントがあのときあったので、謙虚にそのとき動いていれば良かったのにというふうに申し上げた。鈴木は、鈴木上級副社長はその表現の問題はともかくですよ、どういう語彙を使ったかという問題はともかく、あのときひどいと思ったんだというふうに言っているわけですね。そこは私は最初から、全然意見は一致しておりません。彼に何かアンタッチャブルなものすごいものがあって、怖いから触らないとか、そんな次元の話ではございません。 司会:まだご発言がない会社の方。じゃあ、この質問でもう時間も回ってきたんですけれども。はい、どうぞ。