クラブナビゲーターが「『スピーダーNX バイオレット』は50-SRから試してほしい」という理由は?【『スピーダーNX バイオレット』を検証・前編】
一般アマチュアの基準となり得る『NX バイオレット(50g・フレックスSR)』※シャフト振動数244CPM
個人的に「NX バイオレット(50・SR)」はバランスが良く振り抜きやすく感じました。フレックスS同様の引き締まった印象はあるものの、シャフト全体の剛性が少し落としてあり、手強さは感じません。切り返しもしやすく、スウィング中もヘッドポジションやシャフトのしなりも感じられます。 先端部分も動くのですが、インパクト時に自分が思っているよりもヘッドが前に行くことはありませんので、厚くインパクトできて、ヘッドコントロールしやすく、しっかりとボールをとらえることができます。 また、フェースにボールがしっかり乗っているのでバックスピン量も増えすぎることはないでしょう。Sフレックスだと硬く感じてしまい、振りにくさを感じる方や、一般のアマチュアゴルファーが50グラム台の『NX バイオレット』を選ぶ際の基準フレックスとして良いでしょう。
飛距離アップを目指すスウィンガータイプに合う『NX バイオレット(50g・フレックスR)※シャフト振動数235CPM
僕がイメージしていたRフレックスよりもしっかりとした仕上がりです。SやSR同様シャフト自体にねじれは感じず、切り返しもスムーズで力むことなく振れるため、シャフトにテンションをかけずにスウィングで振り抜くイメージがいちばん合っていると思います。 ボールのつかまりの良さも体感しやすく、ボールが前に行く推進力もありますので、飛距離アップを求めるスウィンガータイプのゴルファーに試して欲しいフレックスです。
意外にHS43m/sでも扱える『NX バイオレット(50g・フレックスX)』※シャフト振動数263CPM
Xフレックスは今回の検証で参考までに用意して試させていただきました。 私のヘッドスピード(42~43m/s)だと本来の性能が発揮できないと思っていましたが、意外に良い結果が出ました。当然、シャフト自体にフレックス通りの硬さはあるものの、本格的プロ用シャフトのようなハードな硬さではなく、気持ちの良い硬さが印象的。 先端部分がほどよくボールをつかまえる動きは『NX バイオレット』らしさがありますので、プロモデルのシャフトだとしなり感がなく、ハードに感じるという方にオススメです。 もし興味があれば是非打ってみることをオススメしています。