ガビが今季絶望となったバルセロナ、代役としてアルゼンチン代表MFに関心か
スペイン代表MFガビが代表の試合で大ケガを負ったことを受け、バルセロナがトッテナムに所属するアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソに関心を示しているようだ。スペイン『ムンド・デポルティーボ』紙の電子版が伝えている。 ガビは現地時間11月19日に行われたUEFA EURO 2024予選のスペイン代表 vs ジョージア代表の試合に先発出場したが、20分過ぎに負傷し途中交代。検査の結果、右ヒザ前十字靭帯断裂および外側半月板損傷という重傷が確認された。全治期間は明らかになっていないが、長期間の離脱になることは確実で、今シーズン中の復帰は絶望となっている。 これを受けてバルセロナは彼の代役となり得るMFを獲得する必要が生じ、ターゲットとしてリストアップされたのがロ・チェルソだという。 シャビ監督やコーチングスタッフはロ・チェルソのことを高く評価しており、実際に夏の移籍マーケットでも獲得候補の一人になっていたが、ロ・チェルソ自身は最終的にトッテナム残留を決意。アンジェ・ポステコグルー監督も彼を必要な戦力だとみなしていたが、ケガで9月いっぱいを棒に振ったこともあり、現在はチーム内での序列が下がり、これまでの公式戦出場はわずか4試合、83分間のみ。必ずしも不可欠な戦力ではなくなっている。 ファイナンシャル・フェアプレーの観点から考えると、現実的なのはローン移籍だろう。ロ・チェルソにとっては現在、得られていないプレー時間を手にすることができ、トッテナムにとってはバルセロナで彼の価値を再確認することができる。 ロ・チェルソが過去にビジャレアルとベティスでプレーした経験があり、ラ・リーガの環境を熟知している点もメリットになる。アルゼンチン代表での地位を高めるためにも、バルセロナへの移籍は悪い話ではないと見られている。 夏の移籍は実現しなかったが、バルセロナが再びロ・チェルソの移籍に乗り出す可能性はゼロではないはずだ。
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