黒沢清最新作『Cloud クラウド』から新場面写真6点、菅田将暉が人間の“恐怖”を炙り出す
黒沢清監督の最新作で、菅田将暉が主演を務める映画『Cloud クラウド』が新たなシーン写真が解禁された。 映画のために免許をとった奥平大兼の運転シーンや窪田正孝と語り合うシーンも、映画『Cloud クラウド』場面カット6点 本作は“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田将暉、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じる。 新たに解禁された6点のシーン写真には、菅田将暉演じる吉井が何者かに銃を突きつけられているシーンや、口をガムテープで塞がれた吉井の周りで怪しげな男たちが黙々と何かの撮影の準備をしているシーン、そしてこの映画のために免許をとった奥平大兼演じる佐野が車を運転するシーンも。さらに謎の覆面男が吉井の部屋を破壊していくさまを捉えたシーンと、苦悩する吉井と窪田正孝演じる村岡があきらかに穏やかではない話をベンチで語り合う不穏な空気漂うシーンなど、人間が持つ恐怖を炙り出す写真となっている。 また、今作のサントラ&シナリオを収録した『Cloud Book』の発売も決定。黒沢清監督が手がけたシナリオと本作の劇伴を手がけた音楽の渡邊琢磨によるサウンドトラック、さらにスペシャルインタビューも収録される。これまで『黒沢清、21世紀の映画を語る』などの書籍も出版してきたboidによる編集・刊行で、デザインを本作のロゴやビジュアルも手がける大島依提亜が担当する。 映画『Cloud クラウド』は9月27日(金)より全国公開。なお本作はヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミアに続き、第49回トロント国際映画祭での北米プレミアも決定している。