【フェブラリーS展望】G1連続2着のウィルソンテソーロが混戦を断つ!
「フェブラリーS・G1」(18日、東京) 日本のダート界を牽引するレモンポップとウシュバテソーロがサウジCに参戦。優先出走権を得た根岸S覇者エンペラーワケア、東海S覇者ウィリアムバローズも登録を見送り、傑出馬不在の混戦模様となった。 中心は昨年のチャンピオンズC&東京大賞典で2着に健闘したウィルソンテソーロだ。脚質に幅があり、距離の融通も利くタイプ。G1初制覇へ向けて最大のチャンスを迎えた。小手川師は「少しずつ成長してきた。東京のワンターンは合っていると思う」と戴冠に手応え。鞍上に松山を配し、砂の頂点を目指す。 22年ホープフルSの覇者ドゥラエレーデは、チャンピオンズC&東京大賞典でともにウィルソンテソーロに次ぐ3着。実力は甲乙付けがたい。池添師は「前走時は疲れが残っていた。間隔をあけてリフレッシュしている」と体調アップを強調する。芝ダート両G1制覇へ、力が入る一戦だ。 4年連続の参戦となるレッドルゼルは、過去3年で4、6、2着。現役最後のG1に挑む安田隆師に、有終Vで花を添えるか。ほかにも、地力強化が顕著な昨年のJBCクラシック覇者キングズソードや、骨折休養明けは鍵となるが先行力が光る巨漢馬ドンフランキー、そして地方競馬から参戦するイグナイター、ミックファイア、スピーディキックの走りも興味深い。