プロ入りできず“挫折”も…指名漏れを経験した現役選手(5)“最後のPL戦士”だったが
アマチュア時代に圧倒的な成績を残しても、NPBの切符はそう簡単には掴めない。プロ野球の世界で主力級の働きを見せる選手の中にも、一度は夢が叶わなかった経験をしたものが多く存在する。ここでは、ドラフト指名漏れを経てプロ入りを果たした現役選手を紹介したい。
中川圭太(オリックス・バファローズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:180cm/76kg ・生年月日:1996年4月12日 ・経歴:PL学園高 - 東洋大 ・ドラフト:2018年ドラフト7位 ”最後のPL戦士”と称される中川圭太は、今ではオリックス・バファローズの主力だが、高校時代に指名漏れを経験した。 PL学園高に入学した中川は、1年秋からレギュラーとして活躍。最高学年となってからは主将としてチームをまとめ、3年夏は大阪府大会の決勝戦まで進んだものの、大阪桐蔭高に敗れて甲子園出場は叶わなかった。 その後、指名漏れを経験した中川は東洋大に進学。ベストナインを複数回受賞する活躍もあり、ドラフト7位でオリックスに入団した。 新人年から交流戦で首位打者に輝くなど、打率.288(規定未満)を記録。十分すぎる結果となった一方、2020年は打率1割台と低迷した。それでも2022年、自身初となる規定打席をクリアし、打率.283をマークした。 2023年は打率.269となったが、12本塁打、55打点といずれもキャリアハイの数字を残した。今年はリーグ4連覇と日本一を達成するために、さらなる進化が期待される。
ベースボールチャンネル編集部