シートベルトせず速度超過 喫煙も バス運転士停職
山口朝日放送
速度超過の理由について「早く業務を終わらせて休憩したかった」と話しています。 時速120キロを超えるスピードを出し、シートベルトをせずに喫煙しながらの運転。 時間調整と称し終点前に停車しての喫煙や乗車中のスマホ操作などの あきれた実態。 宇部市交通局が2人の運転士を停職処分としました。 宇部市交通局によると41歳の男性運転士は、 先月15日、山口宇部道路で回送バスを運転中、 時速120キロを超えるスピードで走行しました。 追い越された目撃者からの通報を受け、 交通局がドライブレコーダーを確認したということです。 =yab記者= 「41歳の運転手は回送バスの運転中にシートベルトを着用せず 電子タバコを吸いながらハンドルを握っていました」速度超過の理由について 41歳の運転士は「早く業務を終わらせて休憩したかった」と話したということです。 また今月4日、交通局は「運転士が携帯を触っていて危ない」との通報を受けました。 ドライブレコーダーを確認したところ 50歳の男性運転士が停車中や走行中にスマホを20回以上 操作していたということです。 この運転士は始発のバス停で待機中に喫煙していたほか 先月27日には時間調整のため自己判断で終点前で停車し車外で喫煙しました。 宇部市交通局は41歳の運転士を停職4カ月、50歳の運転士を 停職3カ月の懲戒処分としました。 =宇部市交通局・大谷唯輝交通局長= 「たばこにしてもスマホを見るにしても見つからなければ大丈夫という 甘い認識があったと思う」 また宇部市交通局は会見で41歳の運転士について 2019年8月の採用以来信号無視や危険な運転、 運行時刻より前に出発するなどで あわせて16回指導を受け3回始末書を書いていたことを明らかにしました。 =宇部市交通局・大谷唯輝交通局長= 「この機会を逆に改善の時期と捉えてしっかり指導していこうと思う」 宇部市交通局では赤信号で停車していた車を追い越す 危険な運転をしたとして3月に別の運転士が停職処分を受けています。