キュウソネコカミの「ピンチを乗り越えたエピソード」 ヤマサキセイヤ&ヨコタシンノスケが語る
キュウソネコカミのヤマサキセイヤ(Vo/Gt)とヨコタシンノスケ(Key/Vo)が「ピンチを乗り越えたエピソード」を語った。 2人が登場したのは、J-WAVEで放送中の『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」。ここでは10月9日(水)オンエアの内容を紹介する。
ニューアルバムリリース
デビュー10周年となったキュウソネコカミ。放送日の9日には、ニューアルバム『出現!鼠浄土』をリリースした。新曲『ネコカミたい』を含む全10曲入りのアルバムとなり、ヤマサキは「普通なら(10周年の気合いを)込めるところが、ファーストアルバムみたいなノリになりました。好き放題やっているということです」とコメントした。 ヨコタ:「もうちょっとちゃんとしよう」とか、いままで積み重ねてきたものを出そうというのがなく「いや、このままでいいよ」みたいな。セイヤがデモを作ったら、「そのデモのままやろう」とか(決まった曲もあった)。 サッシャ:えー! ヤマサキ:その雰囲気のまま作っちゃおうみたいなことが多かったですね。 ヨコタ:あえて揉めなかったよな。もっと揉められたよな。 ヤマサキ:もっと時間があれば。このうちの5曲ぐらいは1か月半ぐらいで作って録っているんですよ。僕らスケジュールの見通しが甘くて「あれ? 時間ないな」となって(笑)。あと、僕らに制作期間というのがなくてライブばかりしているので、追われて追われてという感じでした。 サッシャ:1stみたいなということで、『ネコカミたい』がめっちゃ『ビビった』のオマージュというかアンサー? 対になっていますよね。 ヤマサキ:本当に意識して『ビビった』に思い切り寄せました。歌詞も『ビビった』へのアンサーみたいな感じで、10年後の俺たちの現在地を歌うみたいになっています。
ピンチを乗り越えたエピソード
この日の「+1」ではデビュー10周年ということもあり、2人それぞれが一番記憶に残っている、バンドにとっての「キュウソネコカミ、ピンチを乗り越えたエピソード」を語ってもらうことに。まずはヨコタがライブ中でのピンチなエピソードを披露した。 ヨコタ:SHE'Sという僕らの直属の後輩のバンドが、Zepp Nagoyaのライブに対バンで誘ってくれたんです。そのときに先輩なので「これがキュウソの盛り上がりじゃい」というのをSHE'SにもSHE'Sファンにも見せたいというのがありました。初だったので「やったるぜ!」というときに、演奏が4回止まりました。 ノイハウス:なぜ? ヨコタ:40分ぐらいの持ち時間で、演奏が4回止まりました。それは人的ミスがほとんどで(笑)、あとトラブルもちょっとあったんですけど。「よし、次の曲いけるぞ」というときに、次の曲の頭で曲に入れないとか。いままでそんなことがなくて、本当にあれは一体なんなんだというぐらい。 サッシャ:お参りとか行った? ヨコタ:本当にそれを心配するレベルです。 ヤマサキ:そのときさ、名古屋で立て続けに演奏止まることがあったんですよね。 ヨコタ:収録とかでも止まったりとか、キーボードが落ちたりしていて「なんかヤバいな」と思っていたんですけど。結局SHE'Sのお客さんて、僕らを初めて観る人が多かったのでめっちゃピュアな人も多かったんです。最後の何曲かはうまくいったので、そこで大団円みたいになって「ミスやトラブルを乗り越えての大団円なんだ」「そういう演出なんだ」と思ってくれた人がいて、すごく助かりました。 サッシャ:いま言わなければよかったのに。 ヨコタ:いい子たちだなと。 サッシャ:すごくいい後輩と、後輩のファンに恵まれたというね。