耐えるスロベニアを前に1点が遠かったイングランド…… 首位で決勝T進出を決めるも不安が残るグループステージに
後半は猛攻を仕掛けるが
グループC・第3戦 イングランド 0-0 スロベニア ここまで多くの批判を受けながらも1勝1分で首位にたつイングランドと2分でこの試合を迎えたスロベニアの一戦。注目されたイングランドのメンバーだが、トレント・アレクサンダー・アーノルドに代わってコナー・ギャラガーがスタメンに。また前線のメンバーは変わらず、フォーデンはスタメンに名を連ねた。 [動画]完璧な崩しに思われたが サカの先制ゴールは幻に 序盤からボールを握るのはイングランド。一方のスロベニアは[4-4-2]のブロックを敷きながらもボールホルダーには厳しくプレスをかけ、イングランドに簡単に前進させない。攻撃面ではサイドを使いながらシンプルなクロスでゴールに迫るスロベニア。 イングランドは19分に左サイドでトリッピアー、ライスの連携からフォーデンが抜け出し、クロスをサカが押し込む。先制点かと思われたが、これは裏に抜け出したフォーデンのオフサイドに。ゴールとはならなかったがいい形での攻撃を見せた。30分にはCKの流れからケインがシュートを放つもGKの正面に。また34分にはフォーデンがFKから直接ゴールを狙うが、オブラクが再びセーブ。イングランドが徐々に攻勢を強めていく。 一方のスロベニアはショートカウンターとしっかりとボールを繋ぎながら相手ゴールに迫るシーンを使い分け、流動的なパス回しからイングランドゴールに迫る。お互いゴールに迫るシーンは作るが、決定機を作れないまま前半が終了。 イングランドは後半からギャラガーに代えてメイヌーを投入する。先制点を狙うイングランドは後半立ち上がりから積極的に前に出て猛攻を仕掛ける。一方のスロベニアはボールを奪えず、後半は苦しい立ち上がりに。 70分にイングランドはさらに動く。サカに代えて、大ブレイク中のパルマーが投入される。後半はボールを握る時間が多いイングランドは74分、フォーデンとの連携から抜け出したライスがシュートを放つが、これは枠外に。後半はボールを握れないスロベニアは75分にシェシュコに代えて、イリチッチを入れる。 耐えるスロベニアを前に1点が遠いイングランドはトリッピアーに代えてトレント・アレクサンダー・アーノルドを右SBとして投入し、前への圧力を高める。後半は走らされる時間も増えたスロベニアも85分に2枚替えを行い、流れを変えようと試みる。 後半ATにはメイヌー、ケインと繋ぎ最後はパルマーがシュートを放つが、これもゴールネットを揺らすには至らず。イングランドは最後まで攻撃に耐えるスロベニアからゴールが奪えず、スコアレスドローに終わった。 [スコア] イングランド 0-0 スロベニア [得点者] イングランド スロベニア [ラインナップ] イングランド 監督:ガレス・サウスゲイト GK ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン) DF カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ) ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ) マーク・グーエイ(クリスタル・パレス) キーラン・トリッピアー(ニューカッスル) MF コナー・ギャラガー(チェエルシー) デクラン・ライス(アーセナル) ブカヨ・サカ(アーセナル) フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ) ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード) FW ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン) 交代出場・退場 46分 コナー・ギャラガー→コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド) 70分 ブカヨ・サカ→コール・パルマー(チェルシー) 84分 キーラン・トリッピアー→トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール) 88分 フィル・フォーデン→アンソニー・ゴードン(ニューカッスル) スロベニア 監督:マティアジュ・ケク GK ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリード) DF ジャン・カルニッチニック(ツェリェ) バーニャ・ドルクシッチ(ソチ) ジャカ・ビヨル(ウディネーゼ) エリック・ヤンザ(グールニク・ザブジェ) MF ペタル・ストヤノビッチ(サンプドリア) アダム・グネズダ・チェリン(パナシナイコス) ティミ・マックス・エルシュニク(オリンピア・リュブリャナ) ヤン・ムラカル(ピサ) FW ベンヤミン・シェシュコ(ライプツィヒ) アンドラス・スポラル(パナシナイコス) 交代出場・退場 75分 ベンヤミン・シェシュコ→ヨシップ・イリチッチ(マリボル) 85分 アンドラス・スポラル→ザン・ツェラル(ルガーノ) 85分 ヤン・ムラカル→ヨン・ゴレンツ・スタンコビッチ(SKシュトゥルム・グラーツ ) 90分 エリック・ヤンザ→ユレ・バルコヴェツ(アランヤスポル) ※カッコ内は23-24所属クラブ
構成/ザ・ワールド編集部