大谷翔平 左肩手術も打撃はドクターお墨付き 来季東京ドーム開幕戦へ〝万全〟
脱臼した左肩を手術したドジャース・大谷翔平投手(30)が打者としては“万全”で日本凱旋を果たしそうだ。 大谷は10月26日(日本時間27日)のワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に負傷。今月5日(同6日)に手術し、来季開幕戦シリーズ(3月18、19日=東京ドーム)での二刀流復活に暗雲が垂れ込めた。ブランドン・ゴームズGM(40)も6日(同7日)に米テキサス州サンアントニオで開かれたGM会議後、日本での登板については「不透明な部分がある」と難色を示した。 ただ「打者・大谷」に大きな支障はなさそうだ。7日(同8日)には地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は専門医の見解を紹介。オプタム整形外科院のスポーツ医学と肩外科ディレクターで、整形外科医のポール・ローゼンバーグ氏によれば「まずまずの状態」という。 一般的にまずは器具を使った「約4週間の固定」が必要だが、5週目以降は肩の可動域を取り戻すリハビリ期間に移り、10~12週目で肩付近の筋力強化を再開できるとした。さらに、利き腕と反対の左肩だったことは不幸中の幸いで、同医師は「左打者で左腕、その動きをするために必要な可動域は確保されている。大きなストレスはかからないはず。だから、私の意見では彼は大丈夫だろう」との見解を示した。 同紙も投手復帰が遅れることには、大谷が手術明けで「そもそも最初は投球回数に制限が入るため長期的に見れば大きな損失ではなく、球団の主な焦点は来年10月に大谷が『1年の中でも最大の試合でピークを迎えること』」と伝えた。投打両立は難しくてもバットで輝きを放ちそうだ。
東スポWEB