撮影／大橋友樹

タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ＆ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 つるの剛士に育児相談！「子どもが”バカ””死ね”と汚い言葉を使ったら親はどうする？」 今回は、with class mamaメンバーで、3人の子供の中学受験を経験したねねさんが、ご自身のSNSに寄せられている、子どもの思春期や反抗期の接し方や中学受験に取り組み始めるご家庭の悩みについて、つるのさんの経験から導かれた意見やアドバイスをしてもらいました。

Q.子どもが反抗期に！親はどう関わるべき？

ねね：今まで何でもおしゃべりしてくれていたのに、急に無口になってムスッとしてる。食事が終わるとすぐに自分の部屋に引きこもってしまう……反抗期に親はどうすればいいのかとお悩みの親御さんがたくさんいらっしゃいます。 つるの剛士：反抗期は親と子が精神的に離れるために必要な成長の通過点です

身体の変化に心の成長が追いつかない焦りやストレスがある

　思い起こせば、子どもが2歳の頃“イヤイヤ期”を迎えて、「この状態がいつまで続くのだろう……」と悩んでいたのが遠い昔のことのようではありませんか？　気が付いたら終わっていましたよね。反抗期もそうです。 親と子が精神的に離れるために必要な成長の通過点。いずれ終焉を迎えるから大丈夫！　とはいえですよね（笑）。 　 第1次反抗期とも言われるイヤイヤ期は、言葉や身体的成長が未熟なのに、なんでも自分でやりたいと思う。やりたいのに上手にできなかったり、伝わらなかったりして「うーっ」ってなってしまうといった、自我の目覚めの時期でした。 第2次反抗期は、思春期という身体の変化に“心の成長”が追いついていかない焦りやストレスで、なんだかモヤモヤしている気持ちを「反抗」という形で表現している時期でもあります。