英国生まれの「ウインザーチェア」日本での愛用品、長野で展覧会
ウインザーチェアが日本に伝わり影響を与え始めたのは明治時代とされ、民芸運動を起こした柳宗悦(やなぎ・むねよし)に師事した松本出身の木工家、池田三四郎氏らが民芸家具の製作に取り組み、現在は松本がウインザーチェアの国内主要生産地とされています。池田氏の収集したウインザーチェアの一部が今回出展されています。 丈夫でデザインが美しく実用的なウインザーチェアは日本でも愛好者が多く、喫茶店などにも置かれています。展覧会には一般入場者のほか木工職人なども訪れ、18世紀の椅子の構造を詳細に見て回る人もいました。 展覧会は9月7日~11月23日の間、日本民藝館(東京・駒場)で巡回展示します。
---------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説