ヤマダ電機、大塚家具の子会社化で会見(全文1)来期の黒字化を目指す
ヤマダ電機は12日午後、記者会見を開き、経営再建中の家具販売大手、大塚家具を子会社化すると発表した。 【動画】ヤマダ電機、大塚家具の子会社化を発表 午後5時から記者会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「ヤマダ電機、大塚家具の子会社化を発表 午後5時から記者会見(2019年12月10日)」に対応しております。 ◇ ◇
出席者の紹介
司会:本日は急なご案内にもかかわらず、株式会社ヤマダ電機、株式会社大塚家具の資本提携についての説明会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。本日の出席者をご紹介させていただきます。株式会社ヤマダ電機、代表取締役会長、山田昇。株式会社大塚家具、代表取締役社長、大塚久美子でございます。最後に、本日の司会は株式会社大塚家具の岩城が担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。それでは今回の資本提携につきまして大塚よりお話をさせていただきます。それでは大塚社長、よろしくお願いいたします。
お客様目線で生活提案したい
大塚:皆さま、本日は大変お忙しい中、お越しいただきまして誠にありがとうございました。さて、私が大塚家具の社長を引き受けましてから11年がたちました。その間、新しい時代、令和の時代にも通用する大塚家具の在り方を模索してまいりました。 大塚家具は1人1人にとっての上質な暮らしを提供することをミッションにする、人の暮らしを豊かにする家具を提供するブランドでございます。この理念、DNAを継承し、時代に合った大塚家具にするために、あえて父の時代のやり方を変えなければならないこともありました。そのような観点から今期までの抜本的な構造改革を行い、おかげさまで黒字まであと一歩というところまでくることができました。 そして、さらに新しい大塚家具を発展させるために、単に家具を提供するだけの企業ではなく、お客さまの目線で生活提案ができるようにしたいと考え、ヤマダ電機さまとの提携を決めました。2月の業務提携発表以来、大塚家具からヤマダ電機さまへの人の派遣、商品の供給、そして7月には前橋におけるコラボ店舗の試みと、協業の実験を重ねてきました。そしてこの協業には大きな可能性があると確信しております。 ヤマダ電機と大塚家具が提携することで、家電、家具という枠を超えて、暮らしの新しい選び方を提案します。流通の都合ではなく、お客さまが選びやすい店づくりを。一過性のファッションではなく心から愛せるお部屋づくりを。暮らしを縦割りにしてきたこれまでの売り場をワンストップで買える場所に変え、広く、多くの地域へ届けていきます。 大塚家具の店舗においても8Kテレビのようなハイスペック高級家電とラグジュアリーな家具を合わせて、トータルな空間提案ができるようになります。暮らしを縦割りにしてきたこれまでの売り場をワンストップで買える場所に変える。スタートは家電と家具という異なるジャンルですが、暮らしをトータルに提案するというゴールは同じです。今までの日本にない暮らしの新しい選び方をヤマダ電機さまとご一緒に提供してまいりたいと思います。ありがとうございました。 司会:それでは、早速ですが質疑応答の時間とさせていただきます。ご質問のある方はご社名、お名前のあと、回答者をご指定の上、ご質問をお願いいたします。なるべくたくさんのご質問をお受けしたいので、まずはお1人1問のご質問でお願いいたします。それではご質問のある方。では手前の、一番列の前の方からどうぞ。