【全日本】三冠戦へ向け王者・中嶋勝彦「闘魂スタイルをいま磨いてる最中」芦野祥太郎「一発で取り返す」
「俺が今動いてるのは芦野に勝つためじゃない、自分に勝つだめだ」
全日本プロレスは22日、都内の事務所にて1月27日八王子大会の3大タイトルマッチの記者会見を行った。 【動画】闘魂スタイルを宣言する中嶋勝彦が謎の白覆面と姿を見せる 会見には三冠王者・中嶋勝彦と挑戦者の芦野祥太郎が出席。中嶋はトレーニング着姿のまま登場した。 「新春ジャイアントシリーズ2024」~めだかやドットコムpresents~ 日時:1月27日(土)15:00開場 / 16:00開始 会場:東京・エスフォルタアリーナ八王子 メインアリーナ ▼第8試合 メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負 【第71代王者】中嶋勝彦 vs 芦野祥太郎【挑戦者】 ※第71代王者・中嶋勝彦、3度目の防衛戦 まずは対戦に向けてそれぞれが意気込みを語った。 芦野「復帰してまだ時間は経ってないんですが、もう俺が出るしかないという状況になったので、中嶋勝彦の持つ三冠に挑戦して一発で!取り返してやろうと思ってます。全日本プロレスに三冠のベルトを、そして俺自身、初の三冠。八王子、全日本プロレスファンの皆様、期待していてください」 中嶋「14日に王道スタイルに負けて...15日、勝手かもしれないけど、ベルトを預かってもらって、ずっと闘魂スタイルを磨いているよ。自分に勝つために、時間が欲しいぐらいだよ。もう次はいつだ?あと何日だ?あと5日か、もっと欲しいよ。それぐらい俺は自分で追い込んでいるよ。今回、挑戦者が芦野、また勝手に会社が決めたけど、まあ別にいいよ。今、この時間も俺には惜しいぐらいだ。三冠戦ある、別に芦野は素晴らしい選手だし、強いと思うよ。でも俺が今動いてるのは芦野に勝つためじゃない、自分に勝つだめだ。寝る間も惜しんでやってるぐらいだ。もう家にも帰らなくていいかなって感じだね。それぐらい俺には時間が足んないよ」 ▼質疑応答 ――今日の格好から見るとロードワークからの会見? 中嶋「走ってきたよ」 ――会見に来る時間すら惜しんで。 中嶋「うん、さっきもそこでトレーニングしてたし」 ――仕上がり具合は? 中嶋「だから時間が足んないって」 ――自分に勝つためと言うのはやっぱり世界タッグ戦の結果が大きい。 中嶋「うん、そうだね。王道スタイルに負けたことに凄く自分自身、恥ずかしいことだと思ってるよ。闘魂スタイルと名乗ってる以上は」 ――世界タッグでの敗戦が対全日本所属選手に対する初めての負けでしたけれども、そのへんはどのように受け止めているか。 中嶋「だからさっきも言った通り恥ずかしいよ。王道に負けたのがね」 ――今回の三冠戦ではそういったものを払拭して闘魂スタイルを高めていくと。 中嶋「そうだね。闘魂スタイルをいま磨いてる最中だし、まず自分を取り戻す」 ――芦野選手は三冠王者になってからの中嶋選手の戦いぶりを見て感じるものはいかがでしょう。 芦野「戦い自体はレスラーとして認めてる部分はもちろんありますけど、それ以外の言動、そこは納得できることは全くないので。闘魂スタイルと言っていますが、それも何だかよくわかりませんし。まあ試合になれば俺は一発で勝ちますから。時間がないって言ってますけど、プロはね、トレーニングの時間と休養と全部作ってますから。家に帰んないで走ってるんだったら、それでいいんじゃないですか。俺は家に帰って奥さんと過ごしてるんで。それもいい休養なんで。戦いはオンとオフなんで。それぞれのアプローチは違うと思いますが、俺はリングで中嶋勝彦を完膚なきまでに叩きのめして、全日本プロレスに三冠のベルトを必ず取り戻したいと思ってます」 ――中嶋選手との戦いといえばWRESTLE-1時代にタイトルマッチで負けていますけども、あの時の悔しさをぶつけるという意識がある? 芦野「あれはあれで悔しい敗戦ではあったんですけど、プロレスラーは負けから始まりますから。負けて自分磨きしてるんだったら、勝ったって自分磨きすればいい。そういうことでしょ。しかも俺はあの時より成長してるんで。全日本プロレスの芦野祥太郎ですよ。そこは全く違うもの思って見ていただければいいなと思ってます」 ――自分を磨くためになにか具体的にどんなことに取り組んでいる? 中嶋「トレーニングがすべてだよ。だから時間がないんだ」 ――時間がない中で自分を追い詰めていますが、見据えている目標はどんなところに? 中嶋「今はとりあえず王道に負けた自分自身への恥だよね。それもあって闘魂を磨く、闘魂スタイルを磨く。今その段階であって、まずは自分探しかな。その先に何があるのかね、それは行ってみなきゃわかんないよ」 ――闘魂スタイルを前面に押し出して戦ってきていますが、王道スタイルより闘魂スタイルが上だと知らしめたいという思いがありますか? 中嶋「知らしめたい...?現に今、全日本プロレス最高峰の地位にいるのは俺だけどね。だけど別に知らしめたいっていうつもりはないかな。ただ結果、今俺が上にいるっていうだけですよ。俺はもっと上を目指さなきゃいけないけどね」 ――芦野選手は以前Xで「全日本に闘魂スタイルはいらない」と書いていましたが、闘魂スタイルを名乗っている中嶋選手が全日本のトップにいることについては? 芦野「全力で引きずりおろさなきゃいけないなというふうに思ってますね。このベルトを持ってるから発言権もありますし、注目度も与えてしまう。俺がひっぺがせばね、それもなくなりますから。そのままフェードアウトしてもらって。全日本にもう参戦しなくていいんでね。俺がこれを取れば、闘魂スタイルというよくわからないものもなくなるんじゃないですかね」 「新春ジャイアントシリーズ2024」~めだかやドットコムpresents~ 日時:1月27日(土)15:00開場 / 16:00開始 会場:東京・エスフォルタアリーナ八王子 メインアリーナ 《全対戦カード》 ▼第1試合 石川修司&ブラックめんそーれ全日本プロレス所属ラストマッチ 15分1本勝負 石川修司 ブラックめんそーれ vs 綾部蓮 井上凌 ▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負 諏訪魔 鈴木秀樹 佐藤光留 vs 鈴木みのる 土井成樹 大森北斗 ▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負 宮原健斗 ライジングHAYATO vs 黒潮TOKYOジャパン 立花誠吾 ▼第4試合 史上最高齢三途の川電流爆破デスマッチ電流爆破バット×3本 30分1本勝負 大仁田厚 グレート小鹿 雷神矢口 vs ミスター・ポーゴ 怨霊 櫻井匠 ▼第5試合 AJPW vs DDTスペシャルタッグマッチ 30分1本勝負 青柳優馬 青柳亮生 vs KONOSUKE TAKESHITA 岡谷英樹 ▼第6試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負 【第67代王者】田村男児 vs 岩本煌史【挑戦者】 ※第67代王者・田村男児、2度目の防衛戦 ▼第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負 【第97代王者組】斉藤ジュン 斉藤レイ vs 本田竜輝 安齊勇馬【挑戦者組】 ※第97代王者組・斉藤ジュン&斉藤レイ、4度目の防衛戦 ▼第8試合 メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負 【第71代王者】中嶋勝彦 vs 芦野祥太郎【挑戦者】 ※第71代王者・中嶋勝彦、3度目の防衛戦
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