大きめおにぎりの「おにぎりランチセット」（580円）

　東武アーバンパークライン馬込沢駅から徒歩1分の場所におにぎりの店「旨味庵（うまみあん）」（船橋市丸山5）がオープンして、7月2日で2カ月がたった。店内飲食も可能で、ランチの利用客なども徐々に増えてきている。（船橋経済新聞） 【写真】大きなおにぎりが目立つ外観＝馬込沢におにぎりの店「旨味庵」　 　店主の吉田穂波さんは長崎県出身。サプリメントを扱うオンラインショップなどの事業を営んできたが、昨年11月に船橋市に移り住み、就労継続支援A型事業所「DREAM POST」を開業した。 　「以前から人の役に立つ仕事をしたいと思っていた。世話になった人に船橋を紹介された」と吉田さん。同店は「DREAM POST」の事業の一環に位置付け、箸袋作りなど業務の一部を利用者が担う。 　カウンターやフローリングに明るい色の木を使った約8坪の店内には、道路側に大きな窓を備え、2人がけのテーブル6卓を用意する。 　「地域に根差して、老若男女に食べてもらえるようにおにぎりの店にした」と話す吉田さん。おにぎりは、ごま塩（170円）、明太子（210円）、牛そぼろ、焼きさけ、梅、週替わり（以上230円）。米は千葉県産ミルキークイーンなどを使う。いずれも注文を受けてから「ふんわり」と握り、サイズは1個約120グラムでコンビニエンスストアのものよりやや大きいという。 　イートインでは、おにぎり2個に加えて、唐揚げ1個、卵焼き、おしんこ、みそ汁が付いた「おにぎりランチセット」（580円～）や、自家製スイーツとドリンクのセット（580円）などを提供する。スイーツはティラミス、イタリアンプリン、バスクチーズケーキの3種類を用意。 　調理全般を手がける岡田駿也さんは和食、イタリアン、フレンチの経験を持つ。「卵焼きは甘めの江戸前風。牛そぼろは五香粉を加えた独特の味付けをしている。唐揚げは揚げたてを提供。どれもベストの状態で提供している」と岡田さん。今後は唐揚げ弁当も提供予定だという。 　吉田さんは「気軽に入っておいしいものを食べて、ゆっくりくつろいでほしい。地域に根差した店になれれば」と意欲を見せる。 　営業時間は11時～16時。日曜定休。