FANTASTICS堀夏喜、現場での筋トレが本編採用「体を動かしていないとムズムズしてきちゃって(笑)」『スパイの人事部』インタビュー
◆共演者の方々の印象は? 部長役の近江谷さんは同じLDH所属なんですけど、今回が初めましてで。部長の役柄的にちょっと抜けているところがある感じだったのですが、近江谷さんいわく普段の自分と重なるところがあるらしく、ちょっとおちゃめなところが普段からある方だなと。最年長の方にもかかわらず、みんなに積極的に話しかけてくれて、たまにちょっと親父ギャグ的なことを言って、場の雰囲気を明るくしてくれたので、すごく頼れて愛される方です。 香奈役の大原さんは、普段から明るい方で、タイトなスケジュールも大原さんの笑顔で乗り越えられたんじゃないかみたいなところもあります。役柄的にも天真らんまんな感じだったので、そういうところにも救われた部分があるかなと思います。 まどか役の山崎さんは後から撮影に合流だったのですが、役柄と同じようにスマートに撮影へ入って来られたので、最初はめちゃくちゃカッコいいクールな方だなと思っていました。ですが、だんだん撮影が進んでいくとすごくフレンドリーで壁のない方というか、みんなとしゃべるんですけど、打ち解けるのが一番早くて、初日なのにお互いツッコミ合えるぐらいになっていたので、コミュニケーション能力がすごいなというギャップが印象的でした。 ◆主演だからこそ、立ち居振る舞いで意識したことはありますか? あえてこうしようと臨んだところはあまりなかったですが、性格的に気負うとちょっと固くなっちゃうタイプなので、あえてフラットに臨むことは意識しました。ですが、タイトなスケジュールということもあったので、なるべく行動はキビキビとしようというのは決めていましたし、役柄自体も元スパイということで、ちょっと体育会系という印象があったので、ハキハキと元気はつらつみたいなところは普段から終始それでいようと思って現場に臨んでいました。あとは、皆さんと積極的に会話するようにしたので、それなりにみんなとコミュニケーションが取れたのかなと思ってます。 ◆参考にしたスパイはいますか? 僕、スパイ映画が大好きで、「007」や「ミッション:インポッシブル」などいろいろ見てきていたので、スパイに憧れがありました。劇中ではオフィス用のスーツを着ることが多いのですが、少しだけ現場に出ている作業服みたいなものを着る機会があって、その時のために、ちょっと肉体派がいいなと思って、体は絞るというより、大きさキープすることを意識しました。なので誰かをイメージしたということはないですが、“スパイ=マッチョ”というすごくざっくりとしたイメージを自分の中では持っていました(笑)。 ◆最初にお話を受けたときにイメージしたスパイと、この話の中で出てくるスパイというのはイメージが重なったところはありましたか? スパイと聞くと、肉体派でいろいろ動きがあってというイメージだったのですが、このドラマだと人事部なので、やはりオフィスが多いなというのがギャップだったなと思います。スパイを見せる隙間がわりと少なかったんで、その数少ないそういう機会にどれだけ現役のスパイだったんだぞというのを見せられるか、そういうところはちょっと大事だったかなと思います。 ◆最後に見どころをお願いします。 僕が演じる守田守が、いろんな出来事を乗り越えていった先に、人事部に対してどういう感情の変化を持つのかを見ていただきたいです。そして、スパイという名前はついていますが、人事部にフォーカスを当てるとすごくなじみやすく、皆さんが普段働いていて共感できるような切り口がたくさんある作品になっていると思うので、そういったところにもぜひ注目していただけたらうれしいです。
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