LA山火事の影響ハリウッドにも アカデミー賞日程変更 YOSHIKIさんも
米西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の高級住宅街パシフィックパリセーズで発生した山火事は米国時間8日（日本時間9日）、強風でロサンゼルス市中心部にも避難指示が拡大した。米映画芸術科学アカデミーはアカデミー賞のノミネート作品の投票期限を2日間延期するのに伴い、発表を17日から19日に変更すると明らかにした。火災は映画産業や音楽スタジオが集中するハリウッドにまで影響を及ぼしている。 【写真まとめ】山火事の中ほえる犬、燃えた街路樹や車 ロックバンド「X JAPAN」のリーダーYOSHIKIさんは8日夜、自身のX（ツイッター）でハリウッドのレコーディングスタジオから避難したことを明らかにし、「スタジオは、今のところ大丈夫。ただ念のため今までのレコーディングや撮影素材を記録したハードディスクをスタジオ外に緊急移動」と投稿した。 米芸能週刊誌「ハリウッド・リポーター」のウェブ版は、8日夜現在、13万人以上の住民が避難命令を受けたとしている。ロサンゼルスのランドマークである野外音楽「ハリウッドボウル」や映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」にも炎が迫っているという。 同誌によると、映画「スター・ウォーズ」のルーク・スカイウォーカー役の俳優マーク・ハミルさんは7日夜、インスタグラムに火元に近い高級住宅地マリブから避難したと明らかにし「最後の瞬間には道路の両側に小さな火が見えた」と投稿。その後、「1993年以来、最も恐ろしい火災だ」と述べた。 俳優ジェームズ・ウッズさんは、自宅が全焼し「すべてを一度に失うことは魂が試される」と述べた。女優のパリス・ヒルトンさんもマリブの自宅が焼失し「言葉にならないほど心が痛い」と述べた。【堀山明子】
