阪神 二軍最下位も有望選手多数! 高卒2年目外野手は選球眼が飛躍! 一軍出場も近い
2軍戦が開幕して1カ月以上が経過した。1軍が開幕する前はベテラン選手や開幕ローテーションの調整なども多くあったが、すでに落ち着いてきた感がある。ここで各チームの有望選手を確認しておきたい。 【一覧】阪神の主な選手の2軍成績 開幕当初こそ、やや出遅れた感のあった阪神は、4月21日に今シーズン初めて首位に立った。2軍はウエスタン・リーグ最下位に沈んでいるが、明るい話題は多い。 度重なる故障で育成契約となっていた髙橋 遥人投手(常葉橘出身)が、4月17日のオリックス戦で実戦復帰を果たした。893日ぶりの実戦登板で、1回を1安打1三振の無失点の内容でマウンドを降りた。まだまだ試運転の段階であり、1軍での登板を考えるのは時期尚早だが、このまま順調に進めば7月末までの支配下復帰、さらにはシーズン終盤で連覇へ向けたピースとなる可能性もありそうだ。 すでに1軍でも登板機会を得ている門別 啓人投手(東海大札幌出身)も、2軍では圧倒的な存在感を見せている。ここまで3試合の登板で16回を投げ防御率1.13。4月14日のソフトバンク戦では、7回7奪三振無失点の内容で1軍昇格(4月19日昇格)への切符を再びつかんだ。先発投手陣が安定している阪神のなかでローテーションに入ることは容易ではない。しかし、中継ぎで結果を残しながら、ローテーション入りを目指していきたいところだ。 野手では高卒2年目の井坪 陽生外野手(関東一出身)が、打率.351(77打数27安打)、3盗塁、OPS.849と結果を出している。打率はチームトップでリーグ3位。27安打もリーグ3位と順調に成長している。 特に大きく成長したのが選球眼。ここまで出塁率.407は昨シーズンの.293より1割以上も改善している。四球と三振の割合を示すBB(四球)/K(三振)も0.26から1.00へと大幅に良化した。ヒットを打つだけでなく四球も選ぶことができるようになっている。また、外野3ポジション全てで起用されるなど、起用の幅が広いのも心強い。このまま順調なら、シーズンのどこかで1軍初出場があるかもしれない。