本間日陽「新たな一面見つけてもらえるチャンス」NGT卒業後初の連ドラ出演 女優で飛躍誓う
<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム> 元NGT48で女優の本間日陽(24)が5月9日放送のテレビ朝日系連続ドラマ「Believe-君にかける橋-」(木曜午後9時)第3話にゲスト出演する。4月にグループ卒業後、初の役者仕事で、地上波ゴールデン・プライム帯連ドラ初出演。新展開を迎える物語の中で、主演の木村拓哉(51)とも絡む重要シーンを熱演している。このほど取材に応じ、新たなスタートを切った心境を語った。 本間は「こんなに大きな作品の現場を経験でき、自分にとってもプラスになりました。ぜひ多くのみなさんに見ていただけたら」と語った。もともと女優としての大成を目指してアイドル卒業を決断した背景もある中で早速、舞い込んだ大仕事。テレ朝開局65周年記念作で、キャストには木村をはじめ、天海祐希、北大路欣也、小日向文世、斎藤工、上川隆也、竹内涼真ら豪華俳優陣が並んでおり、「話を聞いたときはとてもうれしかったですけど、撮影が近づくにつれて緊張していましたね」と正直に振り返った。 撮影したのは4月の卒業コンサート直後。役どころは、木村演じる大手ゼネコンの土木設計部長、狩山陸が収容された刑務所で同室となった濱田龍臣演じる野口ヒロトの交際相手役。妊娠しながらも古着屋で懸命に働いているという役柄だ。子持ちのNGT48時代のスタッフらにアドバイスを聞いたほか、YouTubeで妊婦の臨月ブログなどを視聴。「妊娠中にどんな心境だったかを聞いたりしてイメージを膨らませていって。台本には古着屋さんの店長で『ヤンキーっぽい見た目』と書いてあって。あんまり普段の自分と似ていないキャラクターだったので、また新たな一面を見つけてもらえるチャンスだなと思いました」。 演じたのは主に木村とのかけ合いシーンがほとんどだという。「思っていた以上に木村さんとのシーンがしっかりあって『どうしよう』と思ったのが一番でした」と笑いつつ「小さい頃から見ていた方でしたし、自分も卒業後一発目なので頑張ろうと。台本を読んで、その展開に自分でも『え?』という驚きがありましたけど、それが(自身が演じた役の)生きるためにとった選択肢なのかなと思うと納得できる部分もありました。監督からも『思い切っていっていいから』と声をかけていただいて、遠慮なくやらせていただきました(笑い)」。 初対面となった木村の印象については「スタッフさんとのコミュニケーションをたくさんとっていて、こういう感じで作品を作っていかれるんだなと思いました」と語った。「ごあいさつさせていただいた時もやわらかく接していただいて、物語の流れのまま、自然にその時感じたことを演技として出せました。ご一緒できてありがたかったですし、もっと成長して次はもっと長い時間ご一緒にできるように頑張りたいです」と力を込めた。 今後もドラマ出演オファーは複数届いているといい、5月のゴールデンウイークには犬同伴で参加できる日本最大級の野外音楽イベント「LIFESTYLE with DOGS」のライブステージMCを6日間務めるなど、ソロとして順調な滑り出しをみせている。月2回の演技レッスンのほか、今回の出演決定後は東京・下北沢での古着屋観察に出かけたり、講師との専属レッスンも増やすなどして準備。女優として高いモチベーションで仕事に取り組んでいる。 本間は「ファンの方にもすぐに自分の活動をお見せできてうれしいです。地に足をつけてここからまた頑張ります。1日でも早く48グループを卒業した先輩方に追いついていきたいですし、いろんな役にこれからも挑戦していきたいです」とさらなる飛躍を誓った。【松尾幸之介】 ◆本間日陽(ほんま・ひなた)1999年(平11)11月10日、新潟県村上市出身。小1からクラシックバレエに励み、ロシアの劇団の新潟公演に子役として出演経験あり。15年8月、NGT48に1期生として加入。選抜総選挙は17年の第9回13位、18年の第10回16位。在籍中全9シングルで選抜入りし、表題曲センター2回。AKB48でも選抜4回。ソロ公演や2度の写真集発売も経験。ドラマはBSスカパー!「ひぐらしのなく頃に」、日テレ系「マジムリ学園」、舞台は「サザエさん」「夕凪の街 桜の国」など。村上市スペシャルアンバサダー。趣味は映画観賞。159センチ。血液型B。