【衆院選】“裏金議員”の一部を非公認へ 福岡4区の現職「99パーセント公認をいただけると思っています」
FBS福岡放送
衆議院選挙をめぐり、クローズアップされているのが自民党のいわゆる“裏金議員”の公認問題です。石破首相の最終決断が迫る中、渦中の一人、福岡4区の宮内秀樹衆議院議員が8日、FBSの取材に応じ「99パーセント公認されると思っている」と語りました。
“裏金議員”の公認問題をめぐり、石破首相は、党員資格停止中の議員や「党の役職停止1年間」の処分が続いていて政治倫理審査会に出席していない議員を公認しない方針を打ち出しています。 ■石破首相 「各選挙区の事情、当選の可能性を踏まえて適切に判断をしていくことになりますが、最終的な公認権者は総裁である私であり、不記載があった議員については引き続き適切な方法で地元の理解が得られているかなどを判断いたしてまいります。」 また、“裏金議員”のいずれも、比例代表での重複立候補は認めないとしています。 福岡選出の自民党議員で“裏金問題”を指摘されたのは2人です。
このうち、宗像市などの福岡4区から立候補を予定している現職の宮内秀樹氏が8日、FBSの取材に応じました。 福岡4区をめぐっては、自民党から宮内氏のほか、福岡県議会議員の吉松源昭氏が出馬の意向を示していて、福岡県連は地元の意見が分かれているとして、党本部に判断を一任しました。
■福岡4区から出馬予定・宮内秀樹衆院議員 「99パーセント(公認は)私がいただけると思っています。まずは政治不信に対して反省すべきところはしっかり反省する。その上で12年間、政治活動をやらせていただいた延長線上で、経験と努力を生かしながら国のため地域のためにしっかり働いていくという話をして賛同いただく。」
一方、吉松氏は“裏金議員”について「本来であれば全員、非公認であれば分かりやすい。自民党の議員を見て決めるか、国民を見て決めるか、その判断が問われていると思う」とコメントしました。
田川市などの福岡11区から立候補予定の武田良太元総務大臣については「党の役職停止1年間」の処分が続いていますが、ことし2月、政治倫理審査会に出席していたため、非公認の対象からは外れる見通しです。