9年間秋華賞勝ち馬が出ていない!? 明暗分かれる紫苑SとローズS
今年の秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)は、休み明けでの参戦となる桜花賞馬のステレンボッシュとオークス馬のチェルヴィニアが2強を形成する。一方でトライアル組にもクイーンズウォークやクリスマスパレード、ボンドガールなど逆転候補がズラリ。そこで過去10年を参考にして、紫苑S組とローズS組の「狙える馬」をピックアップしたい。 【写真】クイーンズウォークこれまでの軌跡 まずは紫苑S組から見てみよう。49頭が参戦して[4-4-0-41]の勝率8%、連対率16%。重賞に昇格した16年以降に限ると[3-4-0-32]となり、アベレージこそ高くないが、8回中6回で少なくとも1頭が馬券に絡んでいる。そして取捨のポイントとなるのは単勝オッズ。秋華賞で単勝オッズが15倍未満だった馬は[3-3-0-1]の好成績。一方、15倍以上だった馬は[0-1-0-31]と大苦戦している。 続いてはローズS組だ。こちらは59頭が参戦して[1-4-6-48]の勝率2%、連対率9%だから、紫苑Sに比べると劣勢。勝ち馬は15年のミッキークイーンが最後となっている。そして、チェックすべきはローズSの着順。5着以内だった馬は[1-4-5-26]だから悪くない。その中でも秋華賞で5番人気以内だった馬は[1-4-3-8]なので、馬券には加えておきたい。一方、ローズSで6着以下だった馬は[0-0-1-22]なので、ほぼ消しでいいだろう。 では、今年はどうか。netkeibaの予想オッズを参考にすると、紫苑S組で単勝15倍未満の馬はいない。ただ、ボンドガールが微妙なラインなので、実際のオッズに注目となる。一方のローズSだが、5着以内だったのはクイーンズウォーク、セキトバイースト、タガノエルピーダの3頭。そのうち5番人気以内に推されそうなクイーンズウォークは必ず押さえておきたい。