愛媛県四国中央市で豚熱の感染確認 四国の養豚場で初
愛媛県は1日、四国中央市の養豚場で豚熱(CSF)の感染が確認されたと発表した。2018年以降、養豚場での感染は四国で初めて。県は防疫措置として、24時間以内をめどに同養豚場で飼育されている全約60頭を殺処分する。 県によると、10月31日午後に養豚場から「死んだ豚の数が増加している」と届け出があった。県が遺伝子検査を実施し、陽性を確認。国も検査し1日夜に確定した。 県は中村時広知事を本部長とする県豚熱防疫対策本部を設置し、初会議を開いた。殺処分に着手し埋却するほか、養豚場内の汚染物品を処理する。 農林水産省によると、豚熱は感染力が高く、致死率が高いのが特徴。人には感染しない。感染豚の肉が市場に出回ることはなく、万が一食べても健康に影響はない。 県内では西条市で7月、野生イノシシで感染が初めて確認された。
愛媛新聞社