亀田製菓グループのタイナイ、米粉パン新工場が竣工 供給能力は約3倍に拡大 業務用で要望が多い冷凍製品の供給も可能
竣工式には、亀田製菓のジュネジャ・レカ・ラジュ会長CEOらも参列しテープカットに臨んだ。 来賓挨拶した胎内市の井畑明彦市長は「グルテンフリーは多くの方が安心して楽しめることにつながる。昨今、需要に応じた米生産が言われて久しいが、米粉パンの需要が高まれば米粉の需要が高まることにつながる」と期待を寄せる。 タイナイが新潟製粉の隣に位置していることにも触れ「これは大きな強みと言える。農家から新潟製粉にお米が運ばれ、米粉になったものがすぐにタイナイに届けられる。この流れは素晴らしい。タイナイの生産する米粉パンの売れ行きが好調となり、会社の業績が順調に推移することを願っている」と語る。 亀田製菓は2023年8月、「亀田グループ中長期成長戦略2030」を発表。同社が強みとする米の加工技術を磨き製菓業から米業へとシフトしライスイノベーションカンパニーとして世界に打って出る考えなどを明らかにした。