佐藤浩市の息子・寛一郎、俳優業決意まで「かなりの時間が必要だった」
前向きに厳しい現場にも「歯を食いしばって頑張りたい」
本作の撮影について「本当に楽しい現場でした」と振り返った寛一郎。今後、さらなる現場を経験することによって、俳優という仕事の厳しさを実感するかもしれないが「なんでも前向きにぶつかっていき、いっぱいしごいていただくことも楽しみにしていきたい。歯を食いしばって頑張りたいです」と目を輝かせる。 そんな寛一郎が目指すのは“いい役者”だという。「どんな役者がいい役者なのか?」という問いには「まだわからないんです」とこちらも素直な回答。それでも「わからないけれどいい役者になりたい」という言葉に妙な説得力がある。そんな彼の強みは「斜に構えたひねくれ感」だという。「この環境に生まれたからこそ、ある意味での反骨心があると思っています。それをいい方向に活かしていきたい」と力強く語っていた。 (取材・文・写真:磯部正和) 『心が叫びたがってるんだ。』は7月22日より全国公開 -------------------- ■寛 一 郎(かんいちろう) 1996年8月16日生まれ。東京都出身。2017年より俳優業を開始。本作が初劇場公開作となるが、甲子園を期待されながらも、ひじの故障で挫折した野球部の元エース・田崎大樹を演じているが「アニメの登場人物のなかでも、田崎は好きなキャラクターだったので、プレッシャーもありましたが、どう自分のなかで田崎を演じていくかという楽しみも大きかったです」と前向きに役に取り組んだことを明かしていた。