涼しい釧路の夏満喫 ヒアガーデン開幕
北海道釧路の涼しさを逆手にとったユニークなイベント「釧路ヒアガーデン」が17日、釧路リバーサイドエリア(ぬさまい広場)で始まった。会場には50個のドラム缶がテーブル代わりに置かれ、集まった市民らは生ビールを片手に釧路の夜を楽しんだ。日曜日を除く31日まで開かれ、期間中はステージイベントも行う。 主催は釧路たの・うま・ベイフェスティバル釧路ヒアガーデン協議会(阿部将和実行委員長=釧路商工会議所青年部会長)。ヒアガーデンは中心市街地活性化などを目的に2012年に始まり、今年で13回目。22年からは、市民に釧路の魅力を再確認してもらい、シビックプライドを醸成することを目的に釧路のシンボルエリアでもある同エリアに移動した。 オープニングセレモニーでは主催者を代表し阿部委員長が「釧路にはこの釧路川とリバーサイドがある。日頃からここに人が集まって釧路を盛り上げたいと思っているので、ヒアガーデンを楽しんでもらい、SNSでたくさん発信してください」とあいさつ。乾杯の音頭をとった釧路商工会議所の栗林定正会頭は「会議所がPRしている``笑えるくらい涼しいまち、、釧路を実感できるようなイベント」と述べ、「私がカムと言うので皆さんはヒアで返し乾杯してください」と呼び掛け乾杯した。 生ビールやカクテルなどのほか、飲食ブースでは揚げ物なども販売。来場者は涼しい夏のひとときを楽しんだ。友達家族と訪れた会社員の高橋真千代さん(47)は「転勤で昨年釧路に来たのでヒアガーデンは初めて。川沿いの雰囲気がとてもきれい」と話していた。 同イベントの営業時間は午後5時~同8時(ラストオーダー同7時45分)。悪天候時の開催の有無やイベント情報は同青年部のホームページなどで確認できる。
釧路新聞