“納豆を片手で食べられる道具”を開発し5つの金賞を獲得した女子高校生の願い「あきらめなくていい世界を」【岡山】
RSK山陽放送
全国の中高生を対象にした発明コンクール「自由すぎる研究EXPO」で岡山市の女子高校生が最多となる5つの金賞を受賞しました。考案したのは「納豆を片手で食べられる道具」です。一体なぜそのような道具を?そこにはある熱い思いがありました。 【写真を見る】“納豆を片手で食べられる道具”を開発し5つの金賞を獲得した女子高校生の願い「あきらめなくていい世界を」【岡山】 「納豆を片手で食べる」…? (松村みなみ記者) 「納豆を片手で食べることができるのか、試してみます。まずは、タレ」 (タレの袋を口で切ろうとするが、こぼれる) 「あっ、服が汚れてしまいました」 タレやからしの袋を開けたり箸で混ぜたり…。片手で納豆を食べることは簡単ではありません。 しかしそれを実現できる道具を発明したのが岡山県立操山高校の3年生、原深唯さんです。 先月審査が行われた全国の中高生が対象の発明コンクールで今回最多となる5つの金賞を受賞しました。その発明品が、こちら。 (岡山県立操山高校3年生 原深唯さん) 「こちらが『なっとうさん』といって、あうんの呼吸で納豆を支えてくれる自助具です。こちらは、タレの袋を開ける『たれたれさん』です」 (松村みなみ記者) 「『なっとうさん』と『たれたれさん』…かわいい名前だね」 (岡山県立操山高校3年生 原深唯さん) 「ありがとうございます」 本当に納豆を片手で食べることができるのでしょうか…? (岡山県立操山高校3年生 原深唯さん) 「『なっとうさん』で対角線を上げて固定します。タレは角に乗せることで空間ができるので、そこを狙って」 小さな針がついているホッチキス型の道具で挟むことで片手で簡単に穴を開けられました! さらに容器を固定しているため、かき混ぜるのも片手でできました。 (岡山県立操山高校3年生 原深唯さん) 「やっぱりおいしいですね」 ■一体なぜ、このような道具を? 高校1年生のとき右手を骨折したという原さん。大好きな納豆を一人で食べられなくなったことに耐えきれず、道具の制作を決意したのです。 約1年間の開発期間で特に苦労したというのが、タレの袋に穴を開ける「たれたれさん」です。
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