ロシア大統領府は14日、プーチン大統領が16日からの2日間、中国を公式訪問すると発表しました。プーチン大統領は通算5期目の大統領就任後、初の外遊となります。 ロシア大統領府の発表によりますと、プーチン大統領は、中国の習近平国家主席の招待で、5月16日から17日までの2日間、中国を公式訪問します。今月7日に通算5期目の大統領に就任してから初の外遊で、中国重視の姿勢を明確に打ち出した形です。 習主席との会談では、これまでの両国関係の中で「実務協力でさらなる発展のための重要分野を特定し、最も差し迫った国際問題や地域問題について意見交換する」としていて、ウクライナ侵攻と台湾問題などが議題になるとみられます。会談後、両首脳は共同声明を発表するということです。 また、両首脳は国交樹立75周年と「露中文化年」の祝賀晩さん会に出席するほか、プーチン大統領が黒竜江省ハルビン市を訪問し、学生らと懇談する予定だとしています。 プーチン大統領の訪中は去年10月に続くもので、7か月間に2回、訪れることになります。また、習主席も去年3月にモスクワを訪れていて、両首脳は関係を深めています。