【山形】南陽市の温泉リゾート開発 断念発表
YTS山形テレビ
南陽市の「旧ハイジアパーク南陽」を活用した温泉リゾート開発について、市と事業会社が会見を開き計画を断念することを発表しました。 「旧ハイジアパークを活用した四季南陽の開発事業は中止にすると判断されました。これからの会見で市と会社は何を語るのでしょうか。」 会見では山形市出身のデザイナーで四季南陽の奥山清行社長や南陽市の白岩孝夫市長らが開発を断念した経緯を説明しました。 【奥山清行さん】 「アスベストを含有・露出する施設に集客することは世界的な企業としてのコンプライアンスの観点から許容できることではないと判断して契約解除を(市に)申し入れた」 四季南陽をめぐっては当初2023年9月ごろの営業開始を目指していましたが、2022年8月に建築資材の高騰などを理由に計画を変更。 旧ハイジアパーク南陽を改修してできる文化施設は2023年秋ごろ、宿泊施設としての新館はそこから3年程度延期してオープンするとしていました。 しかし2023年8月には改修中の建物からアスベストが検出されたため作業が継続できなくなり、その後の追加検査でも露出が認められたことから経営理念と費用などの観点から開発事業の断念を決めたということです。 施設の今後については・・ 【白岩孝夫南陽市長】 「旧ハイジアの建物が今後どうなるかについては現時点ではまだ具体的な方策はないので今後しっかりと検討していきたい」